NHK特集「終わらない人宮崎駿」(2016年11月13日放送)をビデオで3回観ています。私、宮崎駿に大変興味があるんです。そして、このブログ書きながら、27日のレジメを別の頭で考えています。

11月17日、18日はHMSエリートでした。テーマは、マーケティング・マッピングです。セミナーのウォーミングアップにこんなのがあるんです。

ウォーミングアップ

演習1

マーケティングとセールスの違いを考えてください。 それぞれを定義してください。

演習2

あなたはとても大切にしたいと考える異性が現れました。(既婚者は昔を思い出しましょう。)あなたは、できれば、友達以上のおつきあいを望むようになりました。(既婚者は昔を思い出しましょう。)あなたはどのように相手にアプローチしますか?


マーケティングの基本中の基本に「マインド(素)」があるって説明するんです。少し考えてみてください。なぜ、同じ人ばかり、成功するかってことを。ゴルフで考えれば、トーナメントは4日72ホール。優勝と2位は1打差かせいぜい離れても4打程度。しかし、いつも上にいるのは特定の人たち。保険の営業マンを考えると、契約1位は毎年同じ人か特定の人。何回放送しても視聴率を上げるのは、ドクターX。2軒並んでいるラーメン屋でいつも行列のあるお店と無いお店。「パターがいいから。多くの顧客を持っているから。面白いから。美味しいから。」ですよね。では、なぜ、分かっているのに同じことができないか?

私、営業も得意なんです。USコンサルティング会社に所属しているときは、ほとんどの年でトップだったんです。だから、セールスとマーケティングの違いはよくわかるんです。セールスする営業マンは売れず、マーケティングできる人間が売れる。これをどのように、伝えたらいいかが未だによくわからないのです。参加者からも「何を言っているのか、何を求めているのかわからない。」と言われるところです。しかし、ここがわかるとわからないでは、その人の将来が変わるし法人の将来が変わります。

これを伝えるために分かりやすい題材が「宮崎駿がつくる映画」を突き詰めて考えることは、その答えを探す一つになるだろうと思っています。しかし、18日は、また、説明に失敗してしまいました。参加者は、「このオッチャンは何が言いたいわけ?」って思っていたはずです。

みなさんはどう思います。「なぜ、宮崎駿の映画がウケるのか?」 うちの鈴木からは、「君の名は」を見たか?と言われました。「見たら、気にいると思いますよ。」って言われています。必ず観ようと思っています。どんなマインド(素)なのか興味があります。

私は、宮崎駿が無意識に自然と描きたくなる「マインド(素)」に人が共感するのだと思っています。生まれて来て良かったんだよね、とか。観てて元気になるよね、とか。一生懸命っていいじゃないか、とか。勇気って素晴らしいよね、とか。人には無限の可能性があるんだよね、とか。人間が本来持っている尊厳を大事にする、とか。人を成長させるのは人だよね、とか。力を合わせればたいがいのことはできるよね、とか。相手を思いやることっていいよね、とか。このマインドを真正面から表現してすることが観る人の心の中に入っていくのでないかと思うんです。観ている人は、たぶん、美味しいものを食べたときとか、いい絵をみたときとか、大好きなスポーツを観たときに反応する脳の同じ場所が反応し、脳が喜びの物質を体全体に分泌するのだと思います。だから、何回も同じものを観るのだと。

もちろん、ストーリーとか、スケールの大きさとか、サプライズが必ずあるとか、手書きにこだわった繊細なタッチとか、声優とか、はありますが。

私は、宮崎駿の映画を観ている人は、宮崎駿のマインド(素)に触れに行くのだろうと思っています。で、あれば、国という枠はいりません。世界にファンがいるはずです。

そう考えると、半沢直樹もドクターXもそんな要素がありますかね。

マインドとは:肯定的に考える心。

私は、多くの人に共感していただけるマインド(素)を持って、営業もコンサルティングもマネジメントもしてゆきたいものです。

 

WJUのTさん、頭の体操も終わりましたんで、27日のレジメを作り始めます。出来上がりは25日かもしれませんが、、、、。もうお伝えしておきます。「申し分けございません。」「このこだわるとどこまでもこだわる性格に自分でもキツイっす。」