今から参入する人たちは、3年で回収を目処として、腹を据えて参入しましょう。

2024年改定は、運営から経営に舵を切った画期的な改定になっています。私がこのブログで「参入するなら今ですよ。」と、どれだけ書いたかわかりませんが、「もう、簡単には参入できなくなりました。」と書くしかないでしょうか。

だから、これもいつも書いていることですが、「チャンスの神様は、前髪しか生えていない。通り過ぎてから髪を掴もうとしても髪はなびかせていないので、掴むことはできません。」となります。

今から参入する人たちは、3年で回収を目処として、腹を据えて参入しましょう。軌道に乗せることができれば息の長い事業になりますから。

「障がい者の就労支援やグループホーム運営、生活介護事業などを手がける障害者支援事業者の倒産(負債1000万円以上、法的整理)と、休廃業・解散となった件数は、2023年度には計71件に上った。前年度の41件から1.7倍に急増し、過去最多を更新した。」

「近年は利用者の囲い込みが進むなど競争が激化するなか、当初の事業計画が甘かったことで、計画通りの利用者獲得や事業収入が見込めなくなり、事業継続を断念した事業者が目立ってきている。なかには給付金や補助金の獲得などの目的で参入する事業者の存在も指摘され、利用者や職員数などの水増しが発覚して破綻に追い込まれたケースも増えている。」

「2022年度の損益動向が判明した障害者支援事業者のうち、37.2%にあたる1427者が「赤字」運営となり、割合は13年度以降で最高だった。前年度からの「減益」(28.3%・1086者)を合わせると、3者のうち2者で業績が「悪化」した。食材費や燃料費などの物価高に加え、賃金負担の増加や人手不足も重なり、採算が維持できない事業者も発生するなど経営の二極化が進んでいる。」