南海トラフ地震について政府の地震本部は、「30年以内に70~80%の可能性で、マグニチュード8からマグニチュード9クラスの地震が発生する」と予測し、気象庁では、これを「7日以内」に換算するとおおむね1000分の1程度の確率としている。
「気象庁はこの2つを比較して、マグニチュード8以上の南海トラフ地震が起きる確率が、8日までの『1000分の1程度』に比べ、『数百分の1程度』に高まっているとしている。」
「世界で2014年以前の過去110年に発生したモーメントマグニチュード7.0以上の地震1437回の発生7日以内に、モーメントマグニチュード8.0以上の巨大地震が続けて起きたのは6回で、気象庁はこの頻度について『数百回に1回程度』としている。」
「気象庁によると、南海トラフ地震の想定震源域内の西端で巨大地震が起こった場合、沖縄本島の北部におよそ1時間で津波が到達する可能性がある。」
「気象庁は、今後1週間程度、日常生活を送りながら、巨大地震が発生した場合にはすぐに避難できるよう、注意と備えを呼びかけている。」