経営において「やってはいけないこと」、「やらなければいけないこと」を知ることができますよ。
2040年がどんな時代であれ、ちゃんと経営できる法人を作っておくことの大事さがわかりますよ。
そして、どんな時代でも、成功する人、成功する法人はあるのです。その逆も。
今の業績が少し良いからと言って、それが砂状の楼閣だということを理解しておくことも大事です。
また、今がどんなにキツくても、絶対に出口はあるものです。
ちなみに、、、キッツい報告書の一部を載せておきました。
(現状報告書より抜粋)
法人の経営は、この1年2年の短期ではなく、長期間低迷している。報告者は、この根本原因を以下の4つとして整理したい。
- 経営不在のままの成り行き経営。
- 現場を知らない経営者によるマネジメント不在の経営。
- 現場に経営者支配された状態のまま手をつけない経営。
- 人材の育成を怠ってきた経営。
報告者のWJUは、創設以来10年、1400件を超えるコンサルティング業務を行って来ているが、ここまで、現場の言うままにマネジメントを放棄している法人を知らない。今後については、働く人がいない、難しい利用者は遠慮したい、無理に稼働を上げる必要がないと言う現場の管理者の声をそのまま聞き入れて、経営不在の状態を受け入れることは許されない。
法人は、介護現場の管理者をマネジメトできる理事長、事務長、施設長を揃え、現場改革を速やかに行うことを提案する。また、その人材が不在の場合には、外部のコンサルティング会社やコンサルタントの力を借りて、1日も早く、現場改革を行うことを提言する。
時代は、もはや、特養、老健などの施設を作り利用者を待っていれば満床になる時代ではなく、福祉は安定した仕事だから黙っていても働く人が集まる時代は終わり、働く人から選ばれなけければ明日のサービス提供に支障をきたす時代になっていることを理解して、時代に合わせて変わる努力をしなければならない。
そのためには、時代に合わせた、就業規則、人事制度、人事考課制度、給与制度、エンゲージメント経営の導入を行わなければならない。現在の法人は働く人と働かない人が同じ給与になる人事制度で運営されており、意欲のある人は離職し働かず声の大きな職員が力を持って現場を支配している。
WJUのクライアントは、現在の特養を持っている社会福祉法人の赤字決算率が50%を超えている現在でも、特養の収支改善のクライアントの半数は過去最高益となっている。当然のことながらブラック企業ではない。社会福祉法人の制度、介護保険事業の制度は、利益が出るように制度設計されいることを理解して、法人改革に取り組むことを強く提言する。