半年間の研修が終わり、いよいよ、現場に入って利益を取り切るコンサルティングが始まります。

「半年来てて、みんなはさ、頑張り切らないで、黒字を超えた辺りで、ここら辺かなーって、頑張るのを止めてしまう法人に見えるよ。」と、管理職研修で話をしました。

理由は、「いい、しっかりと利益を出す黒字がいかに大事か、説明するからね。」と。今日は1日かけて、徹底的に、説明しました。なぜかといえば、こちらの法人さんはみんな優秀なのです。だから、あと2割増で頑張ればできるんです。ドミナントを制圧できるのです。だから、私から言わせれば勝ち切れない野球チームかラグビーチームに見えてるのです。

こちらの法人さんは30億円を超えているんです事業高が。本当なら、償却前で4億円を上げてもおかしくないし、特養が数あるから、今の利益では足らないのです。

で、幸いにしてデイサービスが14ヶ所もあり、8%は上げられているのです。だから「15%だよ。」と言っているのです。

とにかく、あの手この手です。

今日、私の鞄持ちさんが一緒だったんで、「ねえ、こちらの法人さんの幹部の給与はすごいよー。」とか「工藤さん(WJUコンサルタント)、前の法人さんはさ、決算が終わったあと、職員さんに1億円配ってたんだよね?」とか。工藤さんが、リモートで参加してて「はい、毎年1億円配ってました。」と。これには、40人近い参加者がどよめいていました。

そう、あと、「鞄持ちさんの法人はね、筑波大学から新卒が入社するだからね。」と、これにもどよめきが起きました。

「だから、利益を取り切ることがいかに大事か分かるじゃん。」と。

「みんなはさ、私が作り話しているとでも思っているんだよね? だから、話していることは、全部、仕事の中で見聞きした話だから本当なんだよって言ってんじゃん。」と。

「みんなはさ、勉強し始めたばかりだから、ここからが大事だよ。鞄持ちさんの法人は7年目だから、教育には時間がかかるんだって。いい、勉強して勉強して勉強するんだよ。そして、努力して努力して努力するんだよ。」

今日の最後に、「頑張らないとどうなるか、見てみる?」と言って、同じ規模の法人さんで、「ほら、ここどうよ。真っ赤っかで、借金の額が半端ないでしょうよ。社会福祉法人だから、必ず利益が出ると思っていたら、大間違いだというのが分かった?」と。

数字を見た職員さんから「こんな法人は助かるんですか?」と言われたので、「助けるのが仕事なんだよね。」というと「どうやって?」と言われたんで「なんとかなるの」と。

半年間の研修が終わり、いよいよ、現場に入って利益を取り切るコンサルティングが始まります。潜在能力は高いので、楽しみな法人さんなんです。職員さんは優秀で素直で真面目なんで、必ず、伸びます。

私の願いは、この中から、経営企画の仕事をする職員が出てきてくれたらいいなと。