NO2道場の1回目(全4回)の初日が終わりました。HMSエリートの受講生も多く同窓会のような感じもありました
参加の皆さん、真面目に取り組んでいただけました。
(レジメ)
優秀な経営者から経営を学ぶ
「経営者とは、一歩先を照らし、二歩先を語り、三歩先を見つめるものだ。」
本田技研工業株式会社 元専務 藤沢武夫氏
ゆえに
「経営者は、企業の3年~5年の活動・予算を明確に定め、企業の10年先の目標を語り、20年先の企業の姿を考える。」
言い換えれば
1 短期計画で、今年と来年(1年2年先)の事業計画、事業収支は決まっているもので、予算達成のために、全員が力を合わせて仕事をする。
2 中期計画により、3年~5年の目標を定め、予算を組み、組織を変え、必要な投資を行い、人材育成を行い、内外に丁寧に説明を行い、成功するための仕込みを行う。
3 10年先の法人のあるべき姿を定め、長期計画を立案する。
4 20年先の法人をイメージし、次世代に伝える。
藤沢武夫氏
本田技研工業の副社長だった藤沢武夫氏。創業者である本田宗一郎の名参謀と言われ、日本企業の「理想のナンバー2」と呼ばれた。本田技研工業を世界的な大企業に育て上げ、本田氏は藤沢氏に実印と会社経営の全権を委ね、「車を売る藤沢と車をつくる本田」という役割分担で、自らは技術者に徹していたと言われている。
(レジメ)
NO2とは
1 NO1のビジョンに共感し、共に目標達成を目指せる覚悟のある人。
2 NO2は、トップの考えを理解し、それを現実的な計画に落とし込むことができる人。
3 NO1が考えていることを「ビジュアル化」「言語化」「数値化」できる能力がある人。
4 現場の状況を把握して、NO1と現場の橋渡し役として組織をまとめ問題を解決する人。
5 時にはトップのブレーキ役も務まる柔軟性も持っている人。
NO2のタイプ
右腕・宰相・参謀・番頭、などがある。
右腕:経営者を支え、組織の成功に不可欠な存在を指す。社長の考えやビジョンを深く理解し、組織全体に浸透させる役割を果たす。右腕となる人材は、経営者の良き理解者であり、時には社長に意見できる胆力も求められる。
宰相:法人の経営を総括し、戦略を決定する最高責任者としての役割を担う。歴史的には、君主を補佐し、政治を行う役職として用いられる。現代では、内閣総理大臣と同義語として使われる。
参謀:経営者の意思決定をサポートし、経営戦略の実行を支援する役割を担う。具体的には、情報収集・分析、戦略立案、進言、組織運営のサポートなどを行う。
番頭:経営全般を補佐する役割を担う人物を指す。江戸時代の商家における「番頭」の役割を現代の企業経営に当てはめた言葉で、経営戦略の立案、実行、組織運営、人材育成など、幅広い分野で経営者を支える。

