昨日の法人さんは、午前中が「管理職研修」で、午後が「2045年に向けた法人のあり方検討委員会研修」です。
でね、こちらの法人さんは、事業高39億円もあるのです。← 凄くないですか? 皆さんの法人が、人口 3万人になった時、自法人の売上39億円上がられます?
午前中の管理職には、「大丈夫、皆さんの仕事は無くなりませんから。」「皆さんの法人の経営に厚労省は注目しています。なぜなら、国の政策は統合・合併で、こちらは、早々と勝手に統合・合併してしまったわけで。これから皆さんに求められるのは街を守る機能だから。」「まず、強い法人になりましょう。強い法人になったら、次のフェーズに行きましょう。」「これから3年したら、事業計画を作り実行して行きましょう。そうしたら、必ず、厚労省の方々が見学に来ますよ。」と。
そうです、私はこの法人さんに20年後の社会福祉法人の姿を見ています。なので「やはり医療をやりましょう、できるので。WJU見学会に行きますよね? ひだまりさんに行って永田さんに話を聞いたら分かりますから。」と。
午後は、若手中心です。
「では、みんなの将来をこれから見てもらうから。ネット検索ねー」と。ホワイトボードに数字が並び「ねっ、分かった?将来に悲観する材料はないだろう? でもね、働く人は半分になる。だから、どうしたら働く人に選ばれるかだから。」と。
「この研修は7回続くから。7回目には理事長に検討委員会からプレゼンしてもらいます。パワポできる人いる?よし、頑張るよー。」と。研修を進めていくうちに、難しい課題になっていきます。「ねえ、この街で保育はどうしたらいい?」「では、保育士さんはどうする?」。この街、もはや、病院の小児科がなくなってしまったようで、隣まで行くようです。なんせ、32,000人の人口が今年で、25年後の2050年に、20,000人いないのです。
若い子たちには「いつも問題があると上(うえ)がって言っていれば良かったわけさ。今日からは自分ごとで考えるんだよ。」「なんで人が来ないのか?今までは、上は何やってんだ!で済んだわけ。今日からは自分たちで考える。」研修の最後の方で、「ねっ、自分たちで考えると、いかに経営が難しいか分かったよね?」と。そして、みんなには「自分たちの仕事に誇りを持とう。とってもいい仕事であることは確かだよ。」。
今日、1日目、若手に最も伝えたかったことは、「職業人としての矜持」です。伝わっているといいですね。どんな仕上がりになるか楽しみです。
↓↓ こんな感じの街ですかね。← 職員さんからは、もっと人がいるところを撮れよ!ってクレームが来そうですね(笑)。まあ、私の印象です。正確に書くと、街の入り口ですかね。山を越えてきた隣町からの。
