今日は、都内です。特養、SS、軽費、小規模の複合施設です。東京の事業所にしては、めずらしく(言い方がおかしいですかね)、しっかり仕事できる職員さんでチームになっている印象を受けました。
だから、率直に言えば、「かなり上手く運営しているなー。」という感想です。やっぱ、珍しいなー。それだけ、良くできているという感じです。
東京は、お客様には困りません。勝負は「現場」のマネジメントなのです。ここは、本当に難しい。だから、今日のその感じで来たのです。しかし、優秀で、人間的にもしっかりした方々で固まっていて、理事には、「よくこのメンツが揃いましたね。」とお話ししたのです。
しかーし、今日の話は、ここからが本番です。
私はヘソが曲がっているので「初めから、こうのはずがない。どんなドラマがあったのだろうか?」と。そして、皆さんに、何も聞かずに「ねえ、いつから?」「初めから、こうじゃなかったよね?」と。と、言うのも、作り上げてきた感がどことなく匂うので。
そうしたら、「僕は知らないけど、4年、5年前くらいまでは大変だったと聞いてます。」とか「私は設立当初からいますが、初めは大変でしたよ。」とは「上の方達は苦労されたと思います。」と。
なので、理事にその話をぶつけると「開設当初は、人を集めるのが大変で、量を集めなければならないので、とにかく人を入れたんです。そうしたら、仕事しない人や人間的にダメな人も多くて、それを入れ替えるのに、何年もかかったんです。」と。「そうですよね、これだけの大規模施設で始めからすんなりいくはずないですものね。」と。「ダメな人は、また、辞めないんですよね。」とも。
だから、荒廃した職場を何年もかけて作り替えて、良い人たちには、あきらめないで残っていただいて、やっと、ここまできた感じです。
その話を聞いて、顔には出しませんでしたが涙が出そうになりました。その話をしたら泣きそうで黙ってました。「この人、大丈夫かな?」と思われてもね。
今日は、とっても良いものを見せていただきました。上に立つ人が諦めず、困難に立ち向かえば、最後にはゴールまで来ることができるんですよね、勉強になりました。