「天守閣を炎上させずに城を制圧する。敵将の性格、戦略、兵の士気、城の防御力などをみながらどこから入っていくか考えるんです。」

今、ある法人から法人改革をする仕事をいただいています。改革派のみなさんとお話しをしていた時の話です。

Aさん「どうやって、この法人を変換するんですか?相当な抵抗をされるし、いろんな策を講じてきますよ。とにかく、何も変えたくないし何もしたくない。権力は持っていたという人たちなんで。」

本間「まず、みなさん、絶対に命を落とさないようにお願いします。頑張りすぎて、討ち取られないようにしてください。これは約束です。」「この手を仕事をするときは、城攻めと一緒です。まず、最終目的は天守閣を炎上させずに城を制圧しなければなりません。なんで、敵将の性格、戦略、兵の士気、城の防御力などをみながらどこから入っていくか考えるんです。戦(いくさ)なんで、大手門(正面)からいかなくてもいいわけで、搦め手から入るものいいし、裏門を開けておいて正面から攻め込んでもいいわけです。」

Aさん「必ず上手くゆきますか?」「先日の信じられない理由で本間さんのことを否定していましたね。よく怒らなかったですね。」「何をするにも否定から入るから、逆にすごいですよね。」

本間「2回ほど、もう私に仕事させないように頑張られていましたね。でも、すぐに引き下がられて、、、」「案外、ある時期を過ぎたら大人しくなられるのではないかと思いますね。」

Bさん「いろんな策を講じてくるから気をつけてくださいね。」

本間「はい、ありがとうございます。」

Aさん「うちはどこが弱いですか、人の部分は?」

本間「ガバナンス・管理職層、現場の主任・リーダー層、一般職で分かれているわけですが、みなさんの法人は全てです。」

Aさん「そうですよね。だって、いままで教育されたという記憶がないもの。」

 

どうやって攻め込むか、現場をよく見て、背後から切られないように注意して、城の中に味方を増やしていくのが第一歩です。あとは、準備をしっかり行って、天の利、地の利、人の利が揃う戦うタイミングですね。戦(いくさ)は戦略とタイミングなんで。

そして、最後は「正義は勝つ」わけで、大義を掲げて力を結集することなのでしょうか。何やらわけの分らないような話ですが、でも、そうなんで。あと、道半ばで暗殺されないように気をつけないといけません。

因果な商売です。なぜ、引き受けるのか?っていわれるんです、この手の仕事のときは。そのときは、「だって困っているんでしょう?」って言います。