今日の法人さんは、みんな優しくて良い人たちが経営している法人さんでした。先代、先先代が、人を大事にしてきたのが分かります。
ただ、反面、難しいことはして来なかったし、ましてや経営の勉強などはさせて来なかった。なので、何も知らないし、勉強するというイメージもない。もっと言うと、精度が変わっても、あまり関心がない。で、今、「なんとなく、先細りしていく法人かなと思って不安なんです。」とインタビューで多くの職員さんが言う感じです。で、「若い人が入って来ないし、入ってくればやめてしまう。」「中堅層が抜けてしまった。」と。
なので、私は「そりゃ、そうでしょう。だって、将来、どうなるのか分からなかったり、力をつけてきたのにポジションがなかったり、主任手当、リーダー手当が低すぎて誰もやりたがらない。だから、将来性があり、ポジションがあり、給与が高いところに移動して行っただけだよ。家庭事情で辞めるわけないでしょ。」と。
可能性を感じるのは、インタビューさせていただいた管理者の方や一般職の方は、皆、法人が好きなのです。この法人で働きたいと考えている。なので「じゃあ、みんなで経営したら良いんだよ。」と。
なので、報告書を出して来季から、予算を取っていただいて2年を目処に、2040年仕様の法人さんに向けてコンサルティングをさせていただけたらいいかなと。
でも、とっても、良い印象の法人さんでした。みんなが法人のことが好きだと言うのがこちらに伝わると、なんとなく嬉しくなるものなんですよ。

