仕事ってなに?職場ってなに?上司ってなに? 今日も、わざわざ日曜に自分の休みを潰して集まってくる若手に伝えます。

ノンフィクションです。

「おまえ、親に嘘をついて、おカネを1万円も持って行くとはどういうつもりだ。俺はおまえを許さない。紙を2枚持ってこい。」「1枚は1万円お借りしますって書け。この借用書はそこに貼っておけよ、いいな。」「もう一枚に、退学届を書け、同じことを次にやったら、今、通っている学校は辞めさせるからな。」

「おい、学校は何しにいくところだ?」

「勉強するところ、、、、」

違うよ。俺はお前に『勉強しろ』って言ったことがあるか?ないだろう。学校はな、幸せになる方法を学ぶところだ。だから、お前はバスケばっかりしているんだろう、今は。親にうそをついてお金をせしめようなんて考えるなんて、そんな友達のいる学校なんていかなくていい。そんな学校行ってても幸せになる方法なんか学習できない。わかったな、同じことしたら、この退学届を出すからな。おまえは俺の性格を知っているな。」

「はい。」

とある親子のやりとりです。

* 勉強はできる方がいいに決まっています。(意見には個人差があります。) 勉強ができれば、人生の選択肢が広がりますよね。

 

離職の多い、医療と福祉の現場に行って仕事をしていると、「仕事」とは?「職場」とは何だろう?「上司」って何だろう?考えます。

私は思うんです。仕事は労働の対価を得るところであるのと同時に、自己実現するところであり、幸せになる方法を学ぶところだと。私は、若手の教育訓練を仕事にしていますし、中核職員研修もしていますし、管理職教育もしています。私、比較的、評判がいいんです。自己分析ではありますが、私がこだわっているのは、「マインド(素)」「モノの見方と考え方」です。マインド(素)とは、何かを見たり接した時に、「肯定的に考える心」です。で、私、私の前にいて私の話を聴く彼らに、「仕事は労働の対価を得るところであるのと同時に、自己実現するところであり、幸せになる方法を学ぶところだ」ということをできるだけ手を変え品を変え伝えているつもりなんです。とくに、「幸せになる方法を学ぶ」というところにはこだわりがあります。

 

法人は、その「場」を提供するのが仕事なんでしょうね。それが「職場」ですよね。で、その導きをするのが「上司」なんでしょうね。しかし、現実は、なかなかそうは行きません。法人、職場、上司に問題がある、働く人に問題がある、いろいろです。私もこの年齢になり、いろいろなことが分かるようになってきて、初めてわかったことです。若い時からわかっていたわけではありません。なんで、コンサルタントとして人生を少し長く生きている人として、なんとなく伝えています。

 

今日も、日曜日に自分の休みを潰して半日集まる若手がいます。彼らには、仕事のためだけではなく、幸せになる方法もいろいろな話から伝えられたらと思います。今日は、前回までの振り返り、から始まり、2018年同時改定、地域包括ケア研究会報告書2040年に向けて、SWOT分析、管理会計のさわり、です。

3回目なんですが、受講している若手も私を受け入れてくれているのがわかります。法人の方からも、「みんな、目つきも意欲もいい感じになっているのが分かります。これから、どうなっていくのか楽しみになってきました。」と言っていただきました。

頑張ります。

終われば、このまま、岡山です。来週は、岡山、大阪、鹿児島2日、茨城、東京、福島です。