「大きく利益を出して欲しいとは言っていないんです。赤字にしないで欲しいのです。」。理想と現実の狭間で管理職も経営者も苦悩するものです。

本間:ねえ、OOさん、収支は見てる? 管理者なら見てますよね。

管理者:分かってます。

本間:じゃあ、わかるよね、マイナス400万円ね。これじゃあ、経営できないの、わかるよね。

管理者:分かってます、数字は見てますから。でも、今、私たちは頑張っているんです! みんな一生懸命なんです!

本間:あのね、頑張ってない人なんていないから。問題なのは、ずっと、赤字だってことでね。

管理者:(声が一段と大きくなって)だから、みんなで話し合って、頑張ろうって言ってるんです。私たちが目指す訪問看護を頑張ろうって。

本間:それ、ダメだと思うよ。ごめんね、1名分なの。わかる? 収支が合うように仕事してもらわないと。

管理者:車がなくてまわれないんです。

本間:車を言い訳にするの? じゃあ、車を1台当てればいいよね。いいよね。

管理者:(、、、)悔しいです。本当に悔しいです。

心の汗が出てきて、1分ほどの沈黙が、、、、、

本間:落ち着きましたか? 話しできますか?

管理者:はい。残念です。

本間:だから、1人分なの。1人の生産性を上げるの。分かるよね?

管理者:はい。

本間:大きく利益を出して欲しいとは言っていないんです。赤字にしないで欲しいのです。

管理者:はい。悔しいです。

心の汗が、、、、

本間:また、話しをしましょうね。

管理者:はい。悔しいです。

 

ここも試合開始です。

理想と現実の狭間で管理職も経営者も苦悩するものです。