今日、冒頭で、こんな話をしました。

「みなさん、職員は何人いますか?」から始めました。

まず、人事制度、人事考課制度を全員が納得することなんて、絶対にないから。みんなに理解してもらおう、とか納得してもらおうとか考えちゃダメだからね。だから、どこらへんで落とすかとか、ころあいを探すとか、そういう感じだから。なんで、力まないでね。

と、お話ししました。人事部の方で、このブログを読んでいる人は、「みんなが納得してくれるように!」って、いりませんから。

それと、みんな、文句のある時だけ、困っている時だけ、みなさんの所に来るから。間違っても「いつもありがとうね。」なんて言われないから。だから、なんで、みんな、私のことを認めてくれないのかって、悩まないでください。

まあ、割の合わない仕事なんです。でも、法人経営の要の一つです。「ここの法人は、俺でもってるんだ。」って思ってて下さい。

 

そこから、NPOとチャリティの話をし、ヨーロッパ大陸の話をし、「ねえ、ヨーロッパの城は、なんで、あんなに塀が高いの?」って話をし、その説明に、「ねえ、薩摩藩の鶴丸城はなんであんなに小さく、平たいの? ねえ、なんで熊本城はあんなにでかくて堅固なの?」と話をしました。

そこから、「フランス人は、なんで、あんな感じの人たちなの?」って話をし、USのボードメンバーは、みんな個人で弁護士がいるのはなぜ?って話になり、だから、自己主張が強く、権利意識が強いんだよね。って。

 

だから、今度の働き方改革・同一労働同一賃金はあんな法律なわけ。

「ねっ、分かった?」っていうのに、1時間10分かかりました。

結論は、「働き方改革・同一労働同一賃金は時間との戦いであり、日本人の価値観への挑戦」なんだよね。

 

ここまで、話をすると、理解していただけるわけです。

ホント、今度の法律は、日本人に馴染まないし、日本のカルチャーを変えるほどのインパクトがあるんですけどね。