この4〜5年で、今ある価値観は大きく変わります。経営にも「新しい世代」が必要です。

精神の病院さん、重心の施設さんは、山から下りなければなりません。理由は、当然のことながら、国の政策転換で、地域、一人暮らし、就労になってきているからです。

他にとっても大事なことがあるのです。

一つ目は、もうそろそろ、「死亡退所の平均年齢」と「入所者の平均年齢」が接近しているためです。正直なところ、精神、重心、重度障がいの事業者さんの多くは、山の上の施設で、息を潜めて静かに仕事していれば、経営は保証されていました。しかし、ある時期から、一気に入所者が減る時期が来ます。そして、その時期が、あと5年から10年になっているのです。

二つ目は、働く人が集まらない点です。精神、重心、重度障がいの事業者は、外国人実習生の受け入れは難しいです。

三つ目は、今だに、電子カルテをはじめ、ICT、IoTに消極的で、地域連携しようにも、何もツールがないのが普通の価値観です。

四つ目は、毎年1%平均で収益が悪化していて、多くの法人さんが水面(収支ゼロ)に足がつくような状況になっているのです。

この4〜5年で、新しい時代仕様に法人を変える、新しい価値観や新しい世代の出現が求められているのです。

 

ただ、これは、精神、重心、重度障がいの事業者さんだけの話ではありません。多くの医療法人、社会福祉法人、株式会社も同じです。

この4〜5年で法人を変える。時代にキャッチアップしないと、身売りという事態にもなりかねません。

 

おとといの経営者の方ではないですが、「経営するのが怖くなって来ました。」

この危機感が、最も正しい認識です。