あのトヨタ自動車でさえ、「時代に合わせて変わる。」と言うのです。これは、我々コンサルも、みなさんの医療と福祉も変わることを意味していますよね。

最近、香川照之さんが「トヨタが変わるって言うんです。」と始まるテレビコマーシャルを見ている方が沢山いるはずです。「トヨタは自動車メーカーではなくなる。そして、モビリティカンパニーになる。」と結んでいます。

 

この話は、ここら辺から始まります。

「私はトヨタを、クルマ会社を超え、人々の様々な移動を助ける会社、モビリティ・カンパニーへと変革することを決意しました。私たちができること、その可能性は無限だと考えています」。

2018年1月、豊田章男社長がラスベガスで毎年開催されるCES(Consumer Electronics Show)でお話しされたところからスタートしています。内容は、トヨタ自動車は、自動車メーカーから、モビリティ・サービスを提供していく会社へ変わっていくというビジョンです。

トヨタは「モノを作って売る」という製造業から「サービスを利用してもらう」というサービス業へシフトする。

 

モビリティ・サービスの概念は、MaaS(Mobility-as-a-Service)と呼ばれ、「移動のサービス化」を意味し、決して新しい概念ではありません。2016年からヘルシンキの市民は、民間の交通手段(鉄道、バス、タクシー、ライドシェア、レンタル自転車など)を使ったシームレスな移動の、提案を受けることから料金の決済まで可能な「Whim」というアプリを利用し、手軽で便利な移動サービスを受けているそうです。

 

このサービスで重要なことは、全てがスマートフォン上で完結することで、あらゆる交通手段がアプリが提供するサービスプラットフォームと繋がり、利用者はアプリを通じてとても簡単に全ての交通手段をシームレスに繋がった移動サービスとして購入することができるのだそうです。

だから、東京から鳥取県の皆生温泉まで行くとして、どの交通手段が最適な、アプリが考えて提案すると言うことになります。諸条件を、我々の環境に合わせてAI が考えて提示してくれる。その選択を学習して、次に、北海道の阿寒に行くと言えば、学習を基に、最適な提案をしてくれる。

 

あのトヨタ自動車でさえ、時代に合わせて変わるんです。これは、我々コンサルも、医療と福祉も変わることを意味していますよね。

説明は、入りませんよね。我々も、常に時代の変化に変わろうとしているんです。

一緒に考えましょう。