今日、事業高3億円の社会福祉法人のご夫婦が、私を訪ねて、わざわざ九州からおいでになりました。

今日、事業高3億円の社会福祉法人のご夫婦が、私を訪ねて、わざわざ九州からおいでになりました。

理事長が「教えていただきたいことがありまして。」と、お話をいろいろとされました。。

 

特養が50床で、かつ、建ってから37年になるのです。あとは、別の場所で有老が40床です。他に事業はありません。

私から「理事長は、この先、どうされたいんですか?」とお聞きすると「できれば、事業は続けたいのです。」とのことでした。

「わかりました。人口は?」に「15000人です。」。「1万人台ですか、、、」と。

「決算は?」との問いに「去年は赤字でした。」。「今年は?」に「多分、赤字です。」と。

「お金は幾らありますか?」に「はい、5億円ほど。」と。

 

「では、選択肢は2つ。一つは、隣のOO市に在宅事業+住まいで出ていく。もう一つは、老後を考えて店じまいをしていく。」とお伝えしました。

「やはり、そうですね。」と。

「そうですね、15000人の人口は、いずれ1万人を切るでしょうからね。」に「そうですね。」と。

こちらは、この地域で3番目の法人さんなんで、名前を残すことは、今の延長線上では難しいでしょうね。

 

日本には、こんな感じで悩んでいらっしゃる社会福祉法人さんが7割方あると思いますね。

いずれ、社会問題化すると思いますね。

えっ? どんな? だから、「経営はできない。しかし、我々がいないと困るのは国でしょう。」的な。

そうなる前に、国は、大ナタを振るうと思いますね。