私は、ドクターの皆さんには、2つの基本的な「思考」があると思っています。
一人親方(個人事業主)のような方々なんで、それぞれに事業主として動く考えがあります。
例えば、「お金」とか「経験」とか「コメディカルの方に対する考え」とか「医局人事」とか。
もう一つは、おひとりお一人の先生方の心に宿っている、「患者さんへの想い」があります。
大きな病院さんは、50人とか100人とか、個人事業主が集まっているので、理事長、院長先生は、もの凄いエネルギーが必要です。
まあ、だから、オーケストラの指揮者のような。オケの奏者は、それぞれに楽器の専門家で、腕には自信があって。
で、指揮者で、演奏時間が短くなったり長くなったりもするし、静かなトーンなったり、ゴージャスになったり。
私は、病院経営は、それぞれの病院の「規律」(組織、数字、働き方)を作り、その中で個人事業主の方々に仕事をしていただいて、成果を上げるのが、院長先生、事務長のお役目だと思っています。その規律から外れれば、個人事業主のみなさんは、別で仕事をしなければならないわけですが。
その規律が、作れなかったり、周知できなかったり、守れなかったりしたら、病院経営は破綻します。
今日も、この「規律」をお聴きしに病院さんに行きます。
昨日も面白い話が聞けました。
ドクターの皆さんとお話しするのは疲れますが、楽しくもあります。
なんせ、職人気質のみなさんなんで、ホント、個性的で。(テレビ的にインタビューを編集したら、笑うと思います。)
でも、話をすると「賢いな。」と思いますよ。
だから、楽しい。
介護事業は、全職種が連携するチームで戦う「法人の総合力」です。
病院事業は、職人さんを使い切る「経営者の人間力」です。
病院経営は、オーケストラで、指揮棒を持っている人の力量なんで。
これが、私のイメージです。
全然、違いますでしょう?