「最短でも5年はかかるとされる飲み薬の化合物特定を、創薬開始から9か月で果たした。」

コロナで苦しんだ分、人類は、大きな進歩のキッカケを手に入れています。

 

「塩野義は、最短でも5年はかかるとされる飲み薬の化合物特定を、創薬開始から9か月で果たした。手代木氏は『抗ウイルス薬、抗菌剤を手がけてきた強みが発揮されている。動物実験では(海外勢の治療薬と)同等かそれ以上の効果が得られている』と述べた。国産治療薬の早期実用化に向けて、国の審査で早期承認にこぎ着けたい考えだ。」

「29日に記者会見を開いた手代木功社長は、『ワクチンや診断、治療薬が急速に進歩している。経済的で簡便にお飲みいただける経口薬は最後の1ピースだ』と述べた。」

「27日に始めた飲み薬の最終段階の治験では、医療機関だけでなく、ホテルなどで宿泊療養中のコロナ患者も対象に加えた。大勢の参加者を確保して迅速に治験を進めるためで、『これまでにない異例の態勢』(広報)で臨む。発症初期に薬を飲めば、早期に回復できる効果が期待されている。

「塩野義は、開発中の新型コロナワクチンについても、年内に最終段階の治験を始め、今年度中に供給開始を目指す。ワクチンの普及で重症化を予防し、感染しても飲み薬で簡単に治療できるようになれば、新型コロナを『インフルエンザ同様』(塩野義)の感染症として扱える可能性があると期待する。」