このような経営者に「この業界は、みんなで仲良く連携しよう。」と言って「はーい。」と言うか?ってことです。きっと「眠たいこと言ってるんじゃないよ。」と言うでしょうね。

大きく時代は変わっていきます。全ては、人口減少から来る、高齢者が増えて働き手が減少することからです。国は、それに合わせ、医療計画(6年間)、介護保険事業計画(3年間)を策定し、2年ごとと3年ごとにルールを修正しながらあらかじめ決めているゴールに導いて行きます。今は、2040年に設定しているゴールに向けて、業界全体を導いて行ってます。

私は、病院の経営者、介護事業経営者ともに、これから起こるであろう、変化に対応するため、相当な勉強が必要だと感じています。そして、第8次医療計画の2024年〜2029年の6年間は、全国の病院にとって大きな転換期になりますし、そこに、社会福祉法人も巻き込まれていくので。

この言葉が、多くの病院経営者や社会福祉法人の経営者に届くことを祈っています。「時代に合わせて変わることです。ご自分のドミナントを知ることです。どうしたら勝ち残るか考えることです。そのために勉強することです。そのために教育にお金をかけて人を育てて下さい。遠回りに見えて一番の近道です。」

武久先生がこんなことを言われていました、「経営者は、働く人を大事にし、働きやすい環境を提供することを考えて実行すること。人がいつかず、どんどん辞めちゃう病院が生き残るはずないですよ。」と。やはり、エンゲージメント経営が大事だと。

社会福祉法人は、相当な覚悟と戦略を持って、2024年から2030年にかけて戦って下さいね。戦うのは、同業者はもとより、医療法人です。狙われるのは特養です。そして、職員も狙われます。医療法人が生き残ろうとすると、どうしても、社会福祉法人をターゲットにしなければならないのです。

多くの講師の皆さんは「競争ではなく連携」とおっしゃいますが、それは、医療と福祉が「公器」=公共の機関が前提です。しかし、そこには、民間の経営者がいて、「競争している。」「何がなんでも勝ち残る。」「自分の法人を守り切る。」と思っている人がほとんどということです。

私は、医療法人と社会福祉法人の業界で、これから起こることは、国が望んでいるソフトランディングではないと思っています。早く気づくいて、動き出すことです。

2018年のことです。ある県の病院協会のセミナー講師を務めました。終了してから一人の経営者が来て、「もう、それ以上喋るな!と何度も叫んだよ、本間さん。業界の雰囲気が変わる前に動くだけ動きたいんだ。」と言われていました。この経営者の法人は、ガンガン行ってます。

そう、だから、このような経営者に「この業界は、みんなで仲良く連携しよう。」と言って「はーい。」と言うか?ってことです。きっと「眠たいこと言ってるんじゃないよ。」と言うでしょうね。

「来年1月の全国大会のセミナーでなんとお話しをするかなー、ここの部分を、、、。そのむかし、長篠の戦いというのがありまして、、か、今から156年前、第二次長州征伐という歴史の転換点がありまして、、、かな。」