今日は土曜日ですが、改正社会福祉法のオリエンテーリング4セット+取引業者1セットです。取引業者さんにはこんな話しをしました。

1セット、50分〜60分で、改正社会福祉法対応についての説明を職員さん+業者さんにさせていただいています。

今日の目的は、「みなさん、法の趣旨を理解して協力してほしいのです。」「新しい考え方で経営してほしいと国は言っています。内容は、これからご説明します。その内容で法人経営のルールを作り守るべきポイントを定め、それを内部監査することにしたのです。」と言ってお話ししています。

「だから、内部監査部門が設置されて、ここにいるみなさんの中から内部監査員が選ばれると思います。」

国はこう書いています。「業務執行機関からの独立性を有する内部監査部門を設置し、業務の適正性及び効率性を確保するため、業務を執行する各部の職務執行状況等を定期的に監査する。」「リスクの統括管理については、内部監査部門が一元的に行うとともに重要なリスクが漏れなく適切に管理されているかを適宜監査し、その結果について業務を執行する理事及び経営会議等に報告する。」「内部監査部門は、職員等の職務執行状況について、コンプライアンス(法令遵守)の観点から監査し、その結果を経営会議等に報告する。理事等は、当該監査結果を踏まえ、所要の改善を図る。」

ですので、保育が障がい者事業を、障がい者事業が事務所を、事務所が老人事業を、老人事業は保育をと襷(たすき)をかけて内部監査を実施します。その内容は監事が集約し、理事会で方向及び改善の指示を行うのです。

 

13時からはお取引の事業者さんに集まっていただき、法律の趣旨と納入事業者さんが関わる点について説明させていただき、「協力してほしいのです。宜しくお願いします。ここの法人が、みなさんとの取引についても内部統制が効いていると第三者から評価していただかなければなりません。よろしくお願いします。来ていただいたお礼に医療法人・社会福祉法人の将来についてもお話しますね。」「あと、まさかと思いますが、現場職員さんにキックバックとか過度な接待はありませんよね?もし、何かあれば、来年の3月31日までには清算してください。あと、架空の会社を仕立てて入札しないでくださいね。これをやると報告しなければならないので。」事業者さんは、食品、おむつ、システム、車輌、備品、他です。「監査法人から、早ければ、11月くらいから照会がいくかもしれません。来年の6月以降は必ずいくと思います。よろしくお願いします。」

「どんな病院や社会福祉法人が地域に残っていくのかお話しですが、国は、、、、、、どんな医療法人と取引してますか?、、、、、、そこはね、、、、、、、なるほど、精神は、、、、、、、そうですか?療養型で残るのは、、、、、、、貸し倒れが起きないようにしてくださいね。病院はたぶん、H32年〜H34年の間で残るところとそうじゃないところに分かれると思いますよ。」こんな話しを聴く機会はないので、みなさん興味深々でした。「医療は地域医療構想があって、岡山県は段階的に、現在26,000床ある病床を20,000床に減らすんです。一番影響を受けるのは慢性期のベットを持つ病院ですよね。いままでの説明でお分かり頂けるとおもいます。」

最後に、「ここの法人はバッチリ大丈夫ですし、将来を見据えて内部統制をしっかりやって、ドミナントの中で中心になるつもりです。みなさんも長い付き合いができる法人です。」ある業者さん「それは分かっています。」とのことでした。

 

職員さんの中で、残って本間に質問をしてくれた子がいたので、「チャンスですよ。障がい者事業の専門家で、内部統制・内部監査の専門家で、経営の専門家にスキルアップできるチャンスだと思わない?いろいろ覚えちゃってください。将来、きっといいことがありますよ。頑張ってください。」とお話ししました。「ありがとうございます。今日は良かったです。」と言ってくれました。