ある意味、似たようなものですかねー(笑)。

昨日、今日のWJUFS FC 説明会&工場見学に、WJUで法人改革で入っている法人の理事長さんと栄養士さんが来てくれました。Mr.Katoの懇親会の時、WJUのコンサルタントが頭をひねって頑張っている状況の時に、ひとり涼しい顔で「私は心配していません。ウチの改革は上手く行きます。よろしくお願いします。」と、この理事長に私が乗り移ったかのように、とにかく自信たっぷりで、、、(苦笑)。

確かに、関わっているコンサルタントから「いくたびに、こちら側に来てくれる職員さんが増えています。」とのことですが。まあ、これくらいじゃないと経営者はある意味で務まりません。

で、この方、障がいの事業所を建て直す時(老朽化のため)に、給食工場も建てるのです。お金と土地はあるので、あとは、理事会と補助金の動きを待ってGOを出そうと相談しています。

法人が大変(大改革)な時に、施設を建て替える時に、加えて新しい事業(給食)もしようというのだから、大胆な発想の経営者であることは事実です。

私は、歴史が好きです。たまにこんな話をする時があります。

昔、蘭学医で名前を大村益次郎という長州藩の農民出身の武士がいた。正確に言えば武士ではない。大阪の適塾で蘭学を学び、超短期間にその能力は師匠の緒方洪庵を凌ぐほどだと言われる秀才だった。その町医者を、宇和島藩主のお殿様、伊達宗城が目をつけ、召し抱えた。蘭学の先生としてではなく、御殿医でもなく、「蒸気を積んだ軍艦と砲台を造れ。」と言う。また、蒸気機関を、なぜか、提灯(ちょうちん)屋を呼んで、「お前、蒸気機関を造れ。」と指示を出す。

もちろん、大村益次郎は、黒船は聞いたことはあるが見たこともない。提灯(ちょうちん)屋は、家老が言っていることは、ちんぷんかんぷんで、なんの話をしているのかさえ分からない。しかし、「お国のために必要というのであればやってみるか。」となるのが、この時代の人の面白さでもある。

これが、あまり時を経ずに海を走り弾を打つから驚きである。で、この大村益次郎は、やがて天才軍略家と呼ばれるまでに進化(転身)し、長州藩に攻めてくる幕府軍を破り、そのまま江戸まで攻め上り、幕府を終焉させることになる。

この大村益次郎を世に出したきっかけは、「世の中に無いのであれば造ればいい。できると思えばできる。できないと思えばできない。」という宇和島藩のお殿様の発想から始まりました。なんと、いうか、この写真の理事長が、宇和島藩の名君 伊達宗城に見えてくる感じがします(笑)。

まあ、私も「世の中に無いのであれば造ればいい。できると思えばできる。できないと思えばできない。」という考え方で、やったこともない給食会社を作り、レストラン経営も始めました。

お陰様で、Mr.Katoは、1年半で、繁盛店の階段を登り始めているんですよ。(少々、自慢です。)

ある意味、私、この経営者の方も宇和島藩のお殿様も似たようなものですかねー(笑)。

ちなみに、私は、新しい世の中というものは、往々にして未経験の志の高い実行力のある運の良い人が創ると思っている。

もう一つ、「古来、多くの帝国は、新兵器を携えた異民族によって滅ぼされる。」。