2日間、大きな法人さんの職員インタビューが終わりました。まだ、土曜日もあと1日、インタビューがあるのですが、大枠、法人さんの「イメージ」は湧きました。結論から言えば、「良い風土(カルチャー)」を持った法人さんだなと。だから、ここまで来たんだなと。
しかしながら、事業高が30億円もあって、その割には営業利益(サービス活動増減差額)が出ていないんです。その原因を探さないといけません。内容としては、人件費、事業費、事務費の全てで改善が必要です。また、減価償却費率が低く、このままでは、施設の建て替えがままなりません。加えて、借入金が大きいので、課題はいろいろです。
課題で言えば、大きな課題があります。やはり 1970年モデルなのです。1970年モデルで30億円と言うのは、貸借対照表でいう建物は「資産」で計上されているわけですが、それが、順次、「負債」なってしまうわけで、困るのです。また、今は、デイサービスが収益の柱になっているわけですが、「出来高」は無くなっていくわけで、それも課題なのです。
この2日間で、法人の課題を理解して「ヤバいかも」と考えている管理者の方はほとんどいない状況で、それが「ヤバい」と感じました。体が大きい(事業高が大きい)というのは、なかなか変われないわけで、そこが一番の課題です。
経営企画室を作り、1970年モデル → 2025年モデル → 2040年モデルへと出来るだけ早く変身していく必要があります。6月から、管理職研修が始まります。そこで、徹底的に学んでいただき、「意識改革」を進めたいと思います。楽しみです。
これから、給食事業の現場、特養の介護現場、デイサービスの現場、障がい事業の現場の各現場について現状調査に順次入っていくことになります。