1000人の職員を抱える法人さんなんですよ。初めて伺った頃は、「なんて無責任な施設長、管理職で溢れかえっている法人なんだ」と本気で思っていました。
お仕事をいただいた時、かなり、腹を括ってはじめました。で、この研修がスタートして、2年目に、若手の次世代研修になったんです。それで、受講生ひとり一人と面談したんです。その時に「後輩が呼べる法人になりたい。」「この法人に勤めていることに誇りを持ちたい。」「地域に胸を張って仕事がしたい。」とインタビューの8割くらいの職員さんが、真剣な顔で私に話す姿に接し、「これはいけるかも」と思ったものです。
もう、5年目になるのでしょうか、延べで 117人の職員さんが、研修会に参加されているということです。本当に法人さんは大きく変わりました。今では、敗者のメンタリティーから勝者のメンタリティーに変わってきていて、数字も大きく変わり、職員さんに業績の向上に対し、処遇で返せる様になって来ています。
そして、今、法人さんは、長期計画を立てるようになり、2040年に向けて(2040年仕様)に向けて動き出しています。
今日は、若い人たちが多く集まっていました。30人くらいでしょうか。彼らに、「皆さんの中から、経営の中枢で頑張る人が出るかもしれない。その時分かりますよ、介護でも良い給料が取れるんだなと。そういう時代が来ます。」
「でね、その頃には、今の55億円の事業高は、100億円になっています。そして、今では想像できないくらい、やっている事業が変わっていますよ。その時に、思い出して下さい、20年前に、東京から来たおじさんが、全然違う姿になっているからねって言ってたなと。」
同時に「いい、全てはマインド、モノの見方と考え方でできるからね。」と人間力の向上にも、力を入れて半年間頑張りたいと思います。
彼らがこの研修が終わる頃にどんな風になっているか、楽しみです。ただね、教育には時間がかかるんです、3年、4年、5年、6年と。我慢比べなんですよね経営は。
で、今日、「11月に受講生が集まって研修、懇親会をやりたいので来れますか?」と言っていただきました。ちょうど、その日は、まだ、予定が空いていて、すぐに事務所に連絡して押さえました。
大変、楽しみです。研修でお話しさせていただけるかは分かりませんが、受講生のために、何かさせていただきたいと考えています。