改正社会福祉法対応のコンサルティングを進めています。
昨年は、まだ、見えていないこともあり、正直なところ少しゆるゆる行っていました。しかし、12月に厚労省からの方針が出て、やっと本番です。
まずは、全社統制は、① アンケート、② チェックリスト、③ 職員インタビューです。
その次は、内部監査です。(本来なら理事会・理事なんですが、これはまだです。法人の役員構成が決まっていないところが多いので。)
内部監査で難しいのは、法人の固有リスクを出し、現状の対応策を当てます。そして、残ったリスクを残存リスクとして洗い出します。そして、そこに定性化と定量化を行います。問題はここからで、この定性化・定量化の「評価」なんです。一般に適正な範囲とか対応の内容とかになります。ここは個人差があり、楽観的な人と悲観的な人で評価が違うので、コンサルタントと法人の内部監査担当者での協議になります。コンサルタントは法の趣旨と法人状況を考えて適正値を示すのが大事な仕事になります。なんでも、「こう書いてありますから。」っていう原理主義にならないように、理屈を付けて差し上げるのがコンサルタントの力量ですね。
「問題を感じる感性が欠けた人には問題なんて存在しないでしょう? あと、リスクを感じない人にリスクは存在しないんです。逆に、なんでも心配な人は世の中はリスクだらけなんです。だから、内部監査って難しいんです。」といつも言っています。
大変ですが、頑張ります。