新たな外部委託先を検討してきたが、現行の委託価格の1.5倍以上の価格提案が相次いだことから、内製化に切り替える決断をした。

給食委託料は、皆さんが驚くほどの値上げ交渉が来ますよ。

そして、これから2〜3年は、この傾向が続きます。

「済生会横浜市東部病院(562床、神奈川県)は4月から、病院給食について全面委託方式から病院直営方式に切り替える方針を固めた。昨年、委託先の事業者から解約の申し入れを受け、新たな外部委託先を検討してきたが、現行の委託価格の1.5倍以上の価格提案が相次いだことから、内製化に切り替える決断をした。」

「全国済生会病院長会の会長も務める院長は、年間約4000万円の経年的な赤字部門となっている同院の病院給食事業について、昨年、委託先から人員確保ができなくなり、受託契約の存続が難しいとの申し入れを受けた。その後、新規委託先の検討に入ったが、受託価格交渉が厳しく、全面委託方式を継続すると赤字幅が年間1億円に膨れ上がるとの試算が出た、と話す。」