赤字の病院が、働く人も集まらないので、補助金がもらえるということもあり、自らダウンサイジングを始めました。
(記事)
厚生労働相は22日の閣議後の記者会見で、過剰な入院用のベッドを減らした場合に支給する補助金への申請が全国で計5万4000床に上ったと明らかにした。当初は計7000床程度の削減を見込んでおり、想定の7.7倍ほどに達した。
申請数は約200の公立病院などから8000床、約1800の民間病院などから4万6000床だった。厚労省は11日、まず第1弾として全国で7170床の削減分として294億2568万円の補助金の配分を決めた。
福岡氏は第2弾以降の実施も検討すると明言し、2024年度補正予算に計上した他の事業で執行しきれなかった予算の活用などで対応すると説明した。次回は6月中旬をめどに配分を決める。
補助金は人口減少を踏まえ、医療の効率化や地域の実情に合った医療提供体制への転換を促すために設けた。1床削減するごとに410万4000円を支給する仕組みだ。
第1弾では地方自治体などからの支援が期待できる公立病院よりも、とくに経営が厳しい民間の医療機関を優先して支えるように算定基準を設定した。1医療機関あたりの給付は50床を上限に定めた。