経営層に必要な内部統制ってなに? を今週から多くのご契約をいただいている法人さんで始めました。
内部統制って、マニュアル整備で、チェックリストがあって、執行・監督・監査の仕組みがあり、経営者には、誠実性と倫理観があって、内部監査、監事監査が行われた、PDCAサイクルが回っている。← 皆さんが理解している内部統制って、こんな感じでしょうか。
しかし、よく考えてみてください。内部統制って、「継続法人の前提」なんです。継続できなければ意味ないんです。私は、法人の将来を保証するコンサルタントです。なんで、上述のようなことが内部統制だ、なんて言いません。
今日も経営層が12人集まっていたので、「みなさんの法人が将来も継続しているために最も大事な要件はなんですか? どんなにマニュアル整備したって、10年後に潰れちゃったらしょうがないでしょう? 経営層は、内部統制といったら、各部門が将来も法人が残っているために法人内部の統制を取る仕組みを持って、有機的に組織が動くようになっているってことじゃないですか?」
「理解できませんか?では、ここの特養の待機者は何人ですか?」
「400人です。」
「なるほど、小規模多機能は何人登録ですか? 25人?29人」
「29人です。」
「そうなんですね。では、現在は何人の登録ですか?」
「25人でマイナス4人です。」
「でしょう。片や400人の待機者を持っていて、片や4人が埋まらない。これって、内部統制がきいているの?」
みなさん、ものスゴイ勢いでうなづきました。
これから1年、しっかり「経営者の内部統制」を学んでいただくつもりです。
頑張ります。
ここの法人さんの近くには、スタバとCoCo壱番ととてもいいお湯の温泉があります。素敵です。