15日のレジメを作っています。本当に来ていただくと明日からの仕事の仕方が変わると思います。

ファシリティマネジメントを理解する

ファシリティマネジメントは2つの視点で考える。
① ファシリティの生涯コストを抑えるマネジメント
② ファシリティのコスト削減を行うマネジメント
知識不足により、大きなコストがかかっている場合がある。

事例:
ある大型施設で、冷暖房施設が過剰設備であったことが専門家の「ファシリティ現状調査」により判明し、その大型商業施設を運営する企業は設備・空調機器メーカーに対して「年間、過剰な設備を購入させられたことにより、本来支出すべき費用ではない支出が発生している。」として、設備・空調機器メーカーの「瑕疵責任」にではないかと申し入れた。
結果、過剰と思われる費用について、設備・空調機器メーカーが負担することで和解した。
知らないということは恐ろしい。設備は、ひと度、出来てしまえば取り壊しになるまでメンテナンスしなければならない。

 

 

知識不足から、こんな損をしている。

A法人の事例:
営繕の担当者が、「うちは、毎年、空調メーカーのメンテナンス契約をしている。そして、7年ごとに空調機器を入れ替えて新しくしているので、いつも最新式で、電気代がかかっていない。」
法人の経営者に、空調機器の寿命の知識、空調機器の経年劣化の知識、空調の価格の知識がないばかりに、この施設が建って約20年、担当者の知識不足と業者のアドバイスにフィルターをかけないために大きな支出を法人に強いていた。
ある時、経営者は専門家から、「払わなくてもいいお金を数千万単位で支出していたのでは?」と指摘され、調査した結果、「担当者に全く知識がないまま、業者のアドバイスを鵜呑みにしていた。」と激怒された。担当者は他部署に異動になり、そのまま退職した。

 

B法人の事例:
理事長:電気式便座の交換って驚くほど高いですよね。実は、今回2台立て続けて壊れて、見積もりみたら、20万円(1台10万円 × 2台)もしてて。(決心して)ハンコ押すのに2週間かかりましたよ。そんなにするものですかね?
WJUFM:もし、自分で取り付ける気があれば、ホームセンターで1台2万円で売っています。取り付けもそんなに難しくないんです。

 

C法人の事例:
理事長:今度、修繕するので、D会社に修繕の見積もりを頼んだら、1億2,000万円の見積もりだったので、値切って、9,800万円にさせた。
WJUFM:どんな内容でしたか?
理事長:この内容だよ。
WJUFM:、、、、、、、そうなんですね。
後日、WJUFMのスタッフ2名で現状調査を実施。D会社に修繕の見積もりの内容も確認した。結果、6,000万円前後の仕事であることが確認され、現状調査内容を報告とともに数社から見積もりを取ることになった。

D法人の事例:
10人出席で、UMS-COS導入の打ち合わせ
WJUFM:以上でUMC-COSのご説明は終了です。
某施設長:これを導入したら、メンテナンス会社がメンテしてくれない。(← 事実と異なる。)もう20年、付き合いがあり、いつでも呼べば飛んでくる。メンテナンス会社を変えないといけなくなるのは不安(← 事実と異なる。)
施設長は、なにも変えたくない。コスト意識はなく、自分の都合で考える。

 

セミナー案内はこちら(保健・医療・福祉サービス研究会のホームページに移動します。)