朝、目覚めて、今日は、ファシリティマネジメントのセミナーと思い、ただ、疲れたな〜と思い、とりあえず、携帯チェックをと思い、メールを読んだ途端に目がサメめて、体を自然と起こすパワーが体から起こりました。
「ああ、本当にこの仕事をしてて良かった。いや〜、感動した。」「すごいな〜、立派だな〜」と少々感傷的になりました。
以下、2017年5月20日のブログです。
私の仕事は、通常だと、現状調査を行い、報告書を作成し、日をおいて法人役員に集まっていただき、報告&提案をします。しかし、今回は、報告会(報告書&提案)は中止して、即対応を経営者の方にお願いしました。今回の案件は、経営者の方が現実を理解して改善する意志がない場合は、お取引は中止て、お金をお返しして撤収するので。
経営者の方は私とのお話し中、放心状態でした。法人NO.2の統括部長は、いたたまれない様子で、下を向いたまま、ただただメモされていました。「経営者不在の状態でしたね、理事長、OOさん。」とお話ししました。夜中に来たメールには、「本間さんが帰られたあと、放心と自戒で4時間の時間が過ぎた。」と書いてありました。そして、経営者は、「これは、理事長マターであると考えました。施設長、管理職の任せるのではなく、全て自ら行います。少々、お時間をお願いします。」とメールで意志をお伝えいただきました。
私からは、「今日、現実が分かり、一からやり直すことができるチャンスを得ることができたと考えればいいわけで、よかったじゃないですか、今日から改革すればいいんです。」「大丈夫です。理事長とOOさんが真摯に現実を理解して、真正面から向き合う覚悟をしたのですから、必ずや改革することができます。頑張ってください!」とお話しして帰りました。
職員イタンタビューの抜粋です。
- ハローワークに書いてある給与条件と実際の雇用条件は異なる。
面接に来て「雇用条件が違うのでは?」と話しをしたら「 あれは大卒です。」と言われた。しかし、 書面には大卒とはどこにも書いていない。これは、 騙して人を採用すると言われてもしょうがいないのではないか? - デイサービスで雇用されたのに、
訪問に異動になり夜勤をさせるのは、雇用条件と異なる。 - 残業が認められない。管理者から「残業代はつかないから。」
と直接言われる。 - 女性の汚物入れをトイレに置いてほしい。
- 就業規則には休憩60分と書いてあるが、
実際には30分程度とるのがやっと。1年間かけて、 休憩1時間とためにはどうするかと会議している。 会議するような問題ではない。法律に問題。 - 月の残業が 40時間〜80時間あるが、
残業代は10時間程度しか認められない。 なぜ残業が多いかというと、イベントや調整に時間が取られ、 現場の業務が終わってから行うため。では、 現場の業務を減らせばいいが、 力量のある職員が辞めてしまって入らざるを得ない。では、 なぜ辞めるかというと、働きにくいから。 働きにくいとはどんなことかというと、評価されない、 評価がちゃんとしていない、評価制度がない。残業がつかない。 そのような職場環境が放置されたままになっているため、 ある程度力がつくと優秀な人から辞めてゆき、 現場には力量のない人が残っている状態。 - 職員の入れ替わりが激しく、いつも現場は新人がいるため、
人数はいても役に立たない職員が必ずいて、 いつも人手不足の状態。 - 信じられない上司がいて、
まったくチックされずに放置されている。部屋にこもってゲームをしているところを見ている。(OOさんのこと) - 保育園の園長なのに現場にいることはなく、法人の事務所にいる。
保育のリスクを考えた場合、現場にいてほしい。 - 頑張っている人、優秀な人に法人はどんどん仕事を集めてさせる。
結局、頑張っている人優秀な人は潰れてゆく。 法人は残業代を払わないしフォローもしない。 - ここの管理者は一般職員の見本になっていない。そればかりか、
なぜ、 あんなに上から目線なのかわからないくらいの口のききかたをする 。管理職の教育を一からやり直さないと人は仕事しない。 - 職員が定着しない。給与が安く、家族をもてない。
ライフプランが立たない。 - 雇用通知には、社保、厚生年金、失業保険ありと書いてある。
しかし、働き始めたら付いていない。文句を言ったらついた。 これって常識では考えられない。 - 雇用契約が変更になったのに修正された雇用契約書がもらえない。
どうかわったかわからない。 - 新しく入った人の方が給与がいい。
古くから頑張っている人を大事にしない法人に忠誠心が出るわけが ない。
今日、いただいたメールです。
ご無沙汰しております。
社会福祉法人OOOOのOOOです。
ご連絡、ご報告もないまま失礼を重ねておりますことを、 まずもってお詫びを申し上げます。
O月OO日に職員の面談を頂き、貴重なご指摘を頂きました。
その後の経緯について、簡略になりますが以下、 報告申し上げます。
O月OO日、法人常勤理事に本間様の指摘事項を報告、説明同OO日、常勤理事、非常勤理事と顧問とで緊急会議。
ご指摘の事項についての事実確認と真偽を早期に確認すること、 先ずは、顧問の社労士、弁護士に報告、相談すべきこと、 時間外手当未払いは明白な違法なのでこれを優先して解決し、 問題を解消すること、個々の職員問題は個別に当り、法人の運営、 規程不備は、理事会に図りつつ、 職員に説明つくよう整備を急ぐことなど、今後の対応を協議
同OO日、顧問弁護士に、 紛争の恐れがあるかもしれないことの電話報告
同OO日午前、顧問社労士来訪。 同社労士が労働問題に詳しい弁護士に相談する一方で、同日さいた ま労働基準監督署に赴き、OOOで時間外手当未払いがることなどを報告し、今後の対応を相談
同OO日、顧問弁護士事務所に赴き直接報告
同OO日定例朝会で、 同OO日に本間様からのご指摘事項を読み上げ、 法人に違法状態があり、 コンプライアンスの面から早急に改善に取り組むことを報告、 実際の出勤退勤時刻と時間外手当時間と食い違う事例が全職場であ ることから早急に是正したいなどを報告。
同日業務終了後の、 生活介護など日中事業所職員による定例日勤会でも、 同様の説明と今後の予告を行いました。
同日、顧問社労士より、 実際の退勤時刻通りに時間外手当が支払われていない事実は、 全職場で一部の職員に常習的に年間行われている事実があるが、 今年O月O月給与の時間外手当と実際の退勤時刻を照合し、 その差額を該当者全員に尾支払い、 今後は時間外勤務命令簿通りに退勤時刻を一致させ、 結果として未払い問題が無いようにして欲しいと指導がありました 。
O月に入り、本部事務で、 職員勤務システムからO月O月の出勤退勤時刻を点検し、 時間外手当の時刻を照合する作業を実施OOO理事、OOO監査室長が手分けして、早々に、 該当職員から聞き取りを行い、 未払い超勤の確定作業を行いました。
該当職員ほぼ全員が、 タイムカードの退勤時刻まで時間外勤務命令はないが、 実際に業務をしていたという申告でした。
実際に支払い済の時間外手当との差額を全員に直近給与月に支払う こととしました。
理事長は、本気に向き合って、1,〜15.を全部つぶしたんです。今日のブログでは、具体的な内容書いていません。
1.〜15.まで実際にどうしたか、お伝えないできないが残念です。
今日も改めて思いました。「コンサルティングは大変だけど、世の中のお役に立っているんだな。これからも真面目に真正面から行こう。」と。
今日、ファシリティマネジメントのセミナーの前に、思わず、「今日、感動するメールをいただいたんです。ファシリティマネジメントとは関係ないのですが。」と言って少し、話しをしたんです。
ますます、頑張ります。