正規職員の雇用を、「何卒、よろしくお願いします」。

朝、車でラジオを聴いていたら、桜の開花の情報が。関東は、例年より10日も早く咲き始めるとか。さむ〜い冬のあとは、春が短く、あつ〜い夏が来ると言われています。WJUで提供しているCOSをはじめとする電流量の削減や電気代削減の仕事は増えるかもしれないと思っています。

 

さて、桜の季節ということは、新卒が社会に出る季節になりました。こんな調査があるのです。「就活での挫折体験が、その後の人生における幸福度に影響を及ぼす」です。この調査研究は、正規雇用以外の人の就業状況、所得、婚姻状態、さらにメンタルヘルスについての分析です。

調査研究の結果は、「初めての仕事が非正規雇用だと、その後の非正規のキャリア期間が長くなり、現在の仕事も非正規である確率が高まる」という結果です。15年の総務省調査によると、不本意非正規(正社員として働きたいがその機会がなく、非正規雇用で働いている人)は約315万人にのぼるそうです。また、現在の生活満足度について「不満」と答えた人は、男性の場合、初職が正規雇用なら43%だが、非正規雇用は62%だそうです。

 

働きはじめにつまづくと、人生経験の浅い若者は、この負のスパイラルからなかなか脱することが難しくなるのです。こんな調査もあります 。「社会人生活を非正規としてスタートした人は、抑うつの度合いも高い」という事実だ。非正規はストレスが高いということですよね。

世の中に絶望したり、自分に絶望したり、大人に絶望したり、実際はそうではないのですが、他に責任を転嫁するのは経験の浅い世代にはしょうがないことです。「今の若者は」という前に、その若者の目線まで大人が目線を下げて、向き合うことが大事だと思います。もちろん、非正規=不幸ではないので勘違いがないようにお願いします。好んで、非正規になり、次のために働いている人もいますし、家庭の事情で正規は望まないので非正規になっている人も沢山いるわけで。

 

非正規の若者に未婚率が高いのは当然といえば当然です。非正規の給与では、共働き以外に標準世帯(夫婦と子供2人)の暮らしをするのが大変になるのが現実です。なので、世の中にはいろいろな考えがありますが、現政権が進めている、働き方改革による、福祉に従事する人たちに対する処遇改善給付金はありがたいと思っていますし、19年秋に消費税があがり、10年勤続者に8万円の処遇改善が行われるのはありがたいと思っています。ただし、その人がやめたら出なくなるので、全体に広く薄く分配していたら大変なことになってしまうので、どうするのか、、

 

最後に、非正規の女性の未婚率は高いのです。女性は現実的で、自身の身を守るため、世の中を信用していないし男子を信用していないのでしょうね。当然、結婚しないわけなんで子供もできません。さらに、少子高齢化が進む。

「今の若者は、なぜ、家庭を持って子供育てないんだ。楽しいぞ。どうしてそんなことになってしまったんだ」という前に、医療と福祉の経営者は、正規職員を一人でも多く、雇用していただければありがたい限りです。理由はお分かりいただけたことと思います。みなさんはできるので。できない人には言いません。

このブログは、経営者の方々にも読んでいただいているとお聞きしています。1人でも2人でも正規職員による雇用が増えて、子供がいる家庭が一つでも増えてくれることを願っています。よろしくお願いします。