今日は、両親に桜を見せに、赤坂の桜坂に行きました。父親は、大きな手術をしたのが嘘のように元気になり、ドクターもあまり記憶にないというくらい、手術前より健康になっています。ありがたいことです。今日は、何年に1回しかないくらいの、快晴、暖か、無風、満開、そして、日曜日でした。
今日の花見の時、母親と話をしているとき、「私、目がよくみえないし、腕に力が入らないしね、、」というので、「それは、大変だね。ただね、おふくろさん、こんな年齢になってもボケることなく、生かしてもらっていることに感謝しながら、生きなきゃダメだよ。ありがたいことだよ。少々のことはあるよ。頑張らないとね。体と上手に付き合わないとね。」と話してました。母親は「そうだね。頑張らないとね。」と言ってくれました。
実は、ここ2年は、難病指定を受けている母の体調が悪く行っていなかったのですが、それまでは、4月に両親を旅行に連れて行ってました。それが、母の調子が思わしくなく、行けていなかったのです。いつも、楽しみにしていたので、残念でしたが、両親とも老いが顕著になってきていたので、「もう、ないかな。」と思ってました。
それが、今年、思いよらず、母が「旅行に行きたい。」と言ったので、「大丈夫なの?」となんども聞きましたが、「体調がいいの。お医者さまもいいと言っている。」というので、「じゃあ、行くか。」ということになりました。ちなみに、私の両親は、父が91歳。母が82歳です。二人とも、要支援2です。
なんで、私が一人で連れて行く自信がなく、兄に「一緒に行かないか?」と言ったところ「いいよ。」と言うので、家族4人で行くことにしました。旅行と行っても、パスポートを取り直して、3泊5日で、長ーく飛行機に乗るので、大丈夫かな?とは、少々、思っています。
ただ、父91歳、母82歳、兄62歳、私59歳の4人家族の全員で旅行に行ける幸運に、本当に感謝しています。4人の年齢を足すと合計294歳です。どこの家族が望んでも、そうそうないと思います。ありがたいことです。行こうと決めた時、50年くらい前、父が40、母が30、兄が中学、私が小学生のころの家族旅行がフラッシュバックのように戻ってきました。「あのころは両親とも若く、元気だったな〜。」と。それと、「あのころの元気な両親に戻れるものならもどしてあげたいものだ、、、」と。
家族4人での、パスポートがいるような旅行は、これが最後だと思いますので、感慨にふけりながら、行ってきたいと思います。
父も母も、杖がないと歩けません。歩く速度はホントゆっくりです。段差はダメです。椅子から立つのも時間をかけてなんとか自力で立ち上がれる感じです。転んだら自力で立ち上がるのは難しい状況です。なのに、長時間、飛行機に乗って旅行に行きたいというわけなんで、いい根性しています。なんで、なにかあった時、私ひとりでは無理なんで、兄が一緒に行きます。まあ、兄と私は二人の介護員ということになりましょうか。
健康は何ものにも変えられない、たいせつな財産ですね。