今日は、10時から、札幌、仙台(私は仙台のホテルです)、千葉、東京、神奈川、広島、福岡、鹿児島をICTで繋いで、テレビ会議です。
ICTは本当に便利です。映像も鮮明で、音声にも問題はありません。
会議では、案件の話、ファシリティマネジメントの話、新・企画の話、レジメの中身の話、健康診断受診の話、様々です。我々のように、全国に散らばっていても会議はできます。
会議の後は、7月7日の「医療法人・社会福祉法人の事務長育成と本部機能強化策プログラムの実践講座」のレジメと7月4日の医療法人・社会福祉法人さん向けの報告書の作成をしています。
今日は、15時から仕事で、カフェを2軒ハシゴしながら作成します。
7月7日のレジメの冒頭部分です。
はじめに
2017年度(平成29年度)の決算が出揃いました。私の印象は、「赤字決算の法人が増えた。赤字の事業所が増えたな。」という、ネガティヴなものでした。そして、事務長の要件が明らかに変わったなという想いです。事務長にとってはいい時期がありました。しかし、今は、事務長受難の時代です。言い方は別として、「誰でも務まった時代があった。」と評価する関係者も少なくありません。
年々利益が減っていて、その減少額の幅大きくなっている。リハビリでの競争に負けて患者数が減っている。特養の待機者が激減している。入所者の平均年齢と死亡退所の平均年齢がついに追いついた。技能のない法人は赤字になるような報酬改定になっている。利益が多い事業は減算改定として狙われている。職員が採用できないため事業所を開設しても埋められない。病院は建て替えの時期が来るが、30年償還ではマーケットが無くなっているため返せないかもしれない。国は新しく難しい「地域共生社会」という政策をメインストリームにしたがとても対応できない。法人内は人事制度が形だけで、経営者と働く人間に溝がる。
これからの病院経営は本当に難しい。例えば、老健です。今までは、在宅教科型、加算型(在宅復帰・在宅療養支援加算)、従来型の3つの分かれていました。しかし、2018年(平成30年)改定では、① 超強化型(在宅教科型+在宅支援加算 Ⅱ )、② 在宅強化型、③ 加算型(基本型+在宅支援加算 Ⅰ )、④ 異本型、⑤ その他 分けられました。
私は、「この老健の評価方法の変更は、老健を持つ法人の評価だけではなく、国が医療法人を評価する上での考え方を示し、メッセージを発信したものと考えています。国は、いよいよ、ダメ法人のハシゴを外しにかかっているのかと思うほどです。」とお話ししています。
ここでこれからの経営でのキーマンは「真の経営」を理解した事務長であり、本部機能です。
続く、、、