第2部 コスト削減
相手の立場と立ち位置を理解する。
なぜ、コスト削減の商品があるのか? それは、建設会社、設備業者などの立場になって考えれば分かる。
- 建物は、建て替えることが一番利益が上がる。
- 空調は入れ替えることが一番利益が上がる。
- PCは新規に購入してもらうことが一番利益が上がる。
なんでも、長持ちが一番困る。
専門家であると同時に、企業に所属し、利益代表という立場である。
なので、顧客の利益と自分の企業の利益を同時に考える立場にある。
コスト削減にはコストがかかることを理解する。
- 立場の違いの狭間にコスト削減の商品が生まれる。
- コスト削減の商品は意図して作られる。
→ コスト削減の商品で投資の無い商品はない。
→ 担当者は、経営者に理解していただくことが必要となる。
コスト削減の商品は、4つのカテゴリー(系)に分かれている。
- 契約見直し系:現在の契約を見直すことによって、支出を削減する。
- 代替え商品系:例えば、重油を電気に変えて、支出を削減する。
- 技術革新系:技術革新によって生まれた、商品(技術等)を使い、支出を削減する。
- 制度活用系:法人が知らない制度等を使い、支出を削減する。
コスト削減は攻めの経営手法。
- コスト削減は攻めの経営手法。人材育成と同様で、投資してリターンを得るもの。
- コスト削減は、人と違う。投資した分、必ずリターンがある。人は法人を辞めることがある。
- 優秀な担当者が必要。良いもの悪もの判断が必要。経営者に理解させる能力が必要。
- コスト削減は、事務長の下、本部または経営企画室で一元的マネジメントする。
数百万円から数千万円の成果をあげることも可能。