このブログは、医療と福祉の関係者の皆さんに来ていただいています。昨日から多くの、多分、我々の業界ではない皆さんに、このブログをお読みいただいているようです。ありがとうございます。
皆さんが仕事をされるときや発想するときに、お役に立てているのであれば幸いです。
これからもよろしくお願いします。私、子供が大きくなって社会人になるときに、「創業者フィル・ナイトさんの『ナイキを支えた日本人』を観せようと思って、保存しています。
「創業者フィル・ナイトさんの『ナイキを支えた日本人』良かったです。」
29日のBS「ナイキを支えた日本人」を観ました。元気になりました。サクセスストーリーに元気になったのではありません。何よりも、自分たちの事業に対して、「誇り」と「自信」が常にありましたね。大事ですね。まさにマインド(素)ですね。そして、その人を信じ続けた人たちがいて、それが日本人だった、いうことに元気になりました。「日本のビジネスマン、やるじゃないか!」的な。
見ず知らずのアメリカ人が一人で現れ、「おたくのシューズをアメリカで売りたい。」と言われ、「わかった、頑張りなさい。」と言った、鬼塚(現アシックス)。アメリカの中小企業に「ここはきっと成長する。」と考えて投資した、若き商社マン(日商岩井)。
拡大するなかで、窮地に陥ったナイキを日商岩井の会計担当伊藤氏ことアイスマン(フィル・ナイトさんが名付けた)が、銀行に乗り込んで、「うちに全額肩代わりする!」と言って小切手を叩きつけてナイキを救いました。しかし、アイスマンは、日商岩井本社から解雇を宣告される。しかたなく日本へ帰国するために荷造りをしていると、事務所から呼び出され、本社の会計担当役員から電話で「なんてことをするんだ!!」と怒鳴られます。しかし、そのあと、小さな声で「よくやった!」と言われたという話がありました。事実は小説よりも奇なりですね。職業人としての心意気ですね。当然、その役員の尽力で、アイスマンこと伊藤さんは日商岩井に残ることになりました。
番組の中で、創業時のメンバーの一人が、「ナイトは本当に忠義に厚い人で、日商岩井のスメラギさんがナイトを信じてくれたことがわれわれに希望を与えた。ナイキが巨大企業になったことは別に特別なことではないよ。特別だったのは、成長期にすべてを学び、あらゆるリスクを取って、そして、楽しかったことだ」と。
番組の最後で、日本の若きビジネスマンにメッセージを、という問いに“The only time you must not fail, is the last time you try.”(最後まで挑戦し続けろ【決して失敗してはいけないのは、最後に挑むときだけだ】)、「挑み続けなさい。」です。
フィル・ナイトさんは「最も語りたかったのは、初期の物語です。株式公開した後のことは、皆が知っています。本当に知ってほしかったのは、ジョンソンやウッデル、それにスメラギやイトーがどんな人だったかということです。彼らのことこそ、知られるべきなんです」
再放送は、5月5日AM7:00からです。日本のビジネスマンの心意気を観てください。