月と火は、民間の経営原則を社会福祉法人さんに移植する仕事で来ています。無論、内部統制システム構築です。改正社会福祉法でいうところの健全なガバナンスプロセスです。

本日は、優秀な社会福祉法人さんに内部統制システム構築の第一歩の仕事をしました。

施設長層と管理職層の二つに分けて研修とコンサルをしています。今日は、午前中に3施設の施設長が、H28年度の新規事業に関わる施設からの提案を理事長、常務、2人の課長に第一次プレゼンでした。本間は施設側に座りでサポート役ですが、基本、音無しの構えで施設長さんのご説明をうなづきながら理事長と常務の様子を観察するのが本日の主題です。ここの法人は理事長と常務が大変優秀な方なので、まずは、お二人が何を考えてどのようにお話しするのかを理解し、これからプレゼンを予定している施設長のみなさんにポイントをお伝えし、二次、最終までの作戦を考えました。

4−6月で既存事業の評価をし、6−8月で来期の新規事業と来期の既存事業のスキームを決め、経営責任者にプレゼンして、方向性を決定し、9−11月で積算し、12−2月で最終、3月理事会で承認です。ここは、現在、まだ、既存事業の評価及び来期のスキームと新規事業の方向性のところです。このようなやり方が初めてですので。

 

これって、内部統制システムなのです。改正社会福祉法でいうところの「法人の健全なガバナンスプロセスの構築」です。適正なガバナンスが効いている状態を構築する訓練でもあるのです。本間がいなくなったあとは、経営企画室がリードするのです。要するに、議決機関になる評議委員会が経営を監視する上で、経営者が独断で客観的な根拠もなく、強い権限を行使して法人経営をするのではなく、各施設の長の意見を聞き、証拠を確認し、現場をみて経営判断していることを評議委員会に報告します。WJUは一生懸命経営している経営者を守る仕組みを作るのが仕事の一つです。

 

ここの法人さんは経営者や事務局が優秀なので、必ずや他の社会福祉法人の範となるようなガバナンスが出来上がると確信しています。明日は、既存事業の評価と既存事業の来期のスキームを扱う管理職のみなさんと研修をして、問題点を整理します。

頑張ります。