「本間さん、OOOO法人を買いたいという人がいるんです。で、ちょうど、売りたいという人がいるんです。」というところから始まりました。
本間:はあっ、いいですよ。幾らくらいの事業高ですか?
仲介の方:売上9億円です。
本間:所在地は?
仲介の方:OOO市です。
本間:ああ、そうですか。
仲介をしているご相談の方は、「OO長は3億円で売りたいといってます。買いたいという人も2〜3億円ならと言ってるんです。進めていいですか? 仲介のコンサルをお願いしたいんです。」と。
とりあえず、財務三表を調べ、地域を調べ、事業内容を調べ、簡単な聞き取りしました。
私がつけた価値は幾らだとおもいすか?
「OOさん、私は、この案件は決まらないと思いますよ。経営権の譲渡ですよね。私の法人の評価は3000万円です。売りたい人の10分の1ですね。」
「そんななんですか、、、、」と仲介の方はがっくしです。
(少し時間が経って。)
仲介者の方が「本間さん、あの案件ですが。不動産屋が乗り気になっててお金はある買いたいと言っている。不動産も魅力だと。でも、ダメなんですよね。どうしたらいいですか?」。
本間「だから、素人さんが集まって、お金が欲しい、お金がある、だけで、何もわかっていない話はダメですよ。不動産に魅力があるって、誰の土地だと思っているんですか。勝手に土地のバイバイしたら犯罪になりますよ。そんないい加減な話を素人にしてお金受け取ったら、あとで、ふざけんなって言われて刃傷沙汰になりかねませんよ。絶対にやめたほうがいいですよ。」
少し、詳しく説明しました。
仲介の方「分かりました。そうですね、やめさせた方がいいですね。ありがとうございました。」
古い施設。赤字の決算が続いている。2060年でマーケットは半分。離職が多い。地域の評判は悪い。後、建て替え10億円かかる施設があり、15年後くらいにはそうなるかも。
こんな法人を、3億円払って、買いたいという人がいるというのが驚きです。
もう、経営者は、逃げたいんですよね。
こんな、ムシのいい考えのOOOO法人の経営者が沢山いるんですよね。