今、ある法人さんのコンサルティングに入るため、貸借対照表の評価をしています。
どうも、法人の一部の方達をのぞいて、勘違いしている方達が多く、経営実態を分かっていただく必要があります。
なぜか?
自己資本比率が高いからなんです。
この自己資本比率がいかに見せかけなのかを理解していただきたいと思っています。
ご支援に入る法人さんは、自己資本比率 77.5%なんです。
これに騙されるんです。
こちらの法人さんは、総資産が86億円なんですが、事業費は52億円もあるんです。
だから、事業高の 164.4%しかないんです。
これだと建物が資産で計算されているんですで、実際は、お金がないんです。
このレベルだと、建物の寿命がきたとき、お金が足りなくて建て替えできないんです。
WJUのお客様の中で、優秀な経営をしているところは、事業高の 250%、300%、350%の総資産なんです。一番高いところは400%の法人さんもあります。
経営は、金融業なんで、事業高の200%以上の総資産はないとダメで、まずは、250%を目標に計画を立てる必要があります。
こちらの法人さんは、体は大きいが、筋肉もなく、足腰の弱いスポーツ選手みたいなものです。
そうなると、損益計算書の目標も高くなるので、今の事業構成だとダメなんですよね。
全てを見直すことになりそうです。
まずは、経営層、施設長、管理職の皆さんの正しい認識からです。
頑張ります。