庄子理事長からメールをいただきました。

本間様

皆様

 

お疲れ様です。

様々な役に立つ情報をありがとうございます。

新型コロナウィルスとの戦いで気が休まる暇もないものと思いますが、戦いの合間で少し心温まる話がありましたので、暫しお付き合いください。

 

4月11日(土)、費鑫(ひきん)さんという中国人から仙台市老施協へ3万枚のマスクが送られてきました。仲介したのは仙台で設計施工事務所を経営している本間さん(本間社長のご親戚?まさか)という方です。本間さんは「大改造!! 劇的 ビフォーアフター」に8回も出演している優秀な匠(一級建築士)で、有名どころでは高橋ジョージ&三船美香の実家や古坂大魔王の実家などもリフォームしたとのことです。

2016年に上海に進出した本間さんは中国版の「ビフォーアフター」である「夢想改造家」にも出演するようになり、認知症の老婆の家をリフォームする姿を見て本間さんのファンになったのが費鑫さんなのだそうです。

費鑫さんは以前日本に留学していたことがあり、学校の先生や周りの日本人にとても良くしてもらったとおっしゃっているそうです。今年に入って連日テレビのニュースから流れてくる日本の新型コロナウィルス感染拡大の状況を心配した費鑫さんは、何とか日本人に恩返しがしたいという想いで本間さんに「マスクの寄贈」を申し出たそうです。最終的には毎日毎日認知症の方のお世話をしている(本間さんの地元である)仙台市老施協に3万枚のマスクが寄贈されたというわけです。とても感動しました。目出度しめでたし。

 

 マスクの入った段ボールには、「一衣帯水」と「呉越同舟」という文字が書かれています。「一衣帯水(いちいたいすい)」は「日本と中国はとても近くていつも繋がっているよ」って言うような感じで、「呉越同舟」は「いろいろあるけど日本と中国は新型コロナウィルスと共に戦う仲間だよ」って言うような感じですね。東日本大震災の時に大量に届いた段ボールを開けると中国語で「応援しているよ」とか「頑張ってね」と書かれていて勇気が湧いてきた時のことを思い出し、また涙腺が緩んでしまいました。

 段ボールの中には費鑫さんの手紙のようなものは入ってなかったのですが、費鑫さんのテレパシーのようなものを感じたので、お手紙にしてみました。

 

「日本の皆様『お世話様』です。

あの節は大変お世話になりました。日本留学中にいろいろなことを学び今の仕事に活かすことができており、『お陰様』で少しは人々のお役に立てる人間に成長することができたと思っております。これもひとえに日本留学中に支えてくださった先生を初めとして周りの方々のご指導の賜物を感謝申し上げます。

日本の皆様が新型コロナウィルスとの日々の戦いに奮闘されているご苦労をお察しし心を痛めております。このような災難の際は『お互い様』ですので、恩返しとして僅かではございますがマスクをお送りします。お役立ていただければ幸いです。

末筆ながら、日本の皆様がこの戦いに勝ち抜きますことを中国の地から心を込めてお祈り申し上げます。 費鑫」

 

本間さん、「三つの様」は国内よりも海外に広がっていくのかもしれませんね。

「三蜜」や「壇蜜」はマスメディアが一生懸命広めてくれますが、「三つの様」のようなものには目もくれませんね。やはり、一歩一歩コツコツとですかね。

それでも何か方法を考えたいと思っています。

 

お付き合いありがとうございました。

頑張っぺー(仙台弁)

 

青葉福祉会

庄子清典

 

 

庄子様

 
お疲れ様です。
 
いつも素敵なメールをありがとうございます。
やっぱり、人間、最後はマインドですね。
きっと、中国から来たひきんさんにとって、何が大事かを考えて、声をかけ、共に時間を過ごし、伝えてくれた日本人が多くいたのでしょうね。
大変勉強になります。相手の立場に立って、喜ぶことだけではなく、必要なものを考えられるマインドですね。
 
 
いただいた話し嬉しいのは、ひきんさんがマクスを送ってくれたこともそうですが、ひきんさんのために何が必要かを考えて手をさしのべてくれた日本の人たちがいることですね。
こういう日本人がいる日本は、どんな困難も、日本人のやり方で残り越えていく人たちだと思います。
 
設計施工事務所を経営している本間さん、さすがです。あとは、この本間さんが、佐渡なのか、酒田なのか、駿河なのか、江戸なのかで、親戚かどうかが決まります。
もし、時代の時計を600年〜700年まで戻せば、京都→播磨→相模と移り住んできた坂東武士団なんで、そこまで遡ればご親戚ということになりますが(笑)。
あのころの本間家は、鎌倉武士団の中でも、無類の強さを誇った武士団だったとか。戦(いくさ)も強く政治力もあったとか。← 書物にはそう書いてあります。直接聞いてないので定かではありません(笑)。
何が言いたいかというと、今の様な有事には、今の様な戦いの日々には、本間家は強いというアピールです(笑)
 
 
話しは変わります。
この頃、残念なのは、どこの新聞やテレビでも、政府を叩くものばかりで、それが日本全体を覆っている感じがすることです。
初めて起きた国難で、前例がないわけで、何が正しく何が間違っているかは分からないのです。もちろん、中国、韓国、米国、独国などとは比べられますが。
「お世話様」「お陰様」「お互い様」ですよね。← この三様のマインドは、次回のHMSエリートや全国老施協のレジメに載ってます、庄子さんの写真とともに(笑)。
それと、Tさんには内緒ですが、「壇蜜」もOKです。
 
みなさん、苦しいですね。毎日悪い汗をかきますね。でも、これが経営ですし、神様に「で、君はどうするの?」って、試されているんです。
経営者になって行く過程で、こんなに学習になる経験はありません。言うでしょう、「苦労は買ってでもしろ。」って。
ね、今回のコロナにも感謝して、前向きに戦いましょう。相手に不足ないでしょう?
 
あとは、何を学ぶかですね。私は、今回のことからいろいろと学ぶことができると思っていますし、学ばなければウソだと思います。
今回の戦いで、ひとまわりもふたまりも大きくなって下さい。一つだけ、利益がない事業はダメでしょう? ワン・チームになれない職員はダメでしょう?
分かるでしょう、右手に技術、左手にソロバン、そして体の真ん中にマインドです。こういう、有事になるとこの言葉の真の意味が分かるはずです。
私が、数字数字ばかりを言っているおじさんではないのです。大事にしているのは、サステナビリティであり、ゴーイング・コンサーンです。
そして、心から、みなさんの成功を祈っているのです。こう見えて、お人好しなんですよ。← 意見には個人差があります。
 
庄子さん、終息したら、また、みんなで集まって「夢の忘年会 2020:我々は今年をけっして忘れない。」を開催したいと思います。
その時は、また、ご挨拶をよろしくお願いします。ここにいる若い経営者の皆さんに、モノの見方と考え方をお伝え下さい。
よろしくお願いします。
 
庄子さん、いただいたこのメールは、ブログで紹介させていただけないでしょうか?
ご検討、よろしくお願いします。
 
本間