中核職員研修でこういう話しをしました。

昨日病院さんの中核職員研修で、以下の話しをしました。

「赤字から黒字へ。黒字化から1億円の経常利益へ。来季予算は挑戦の2億5000万円へ。みなさんは本当に頑張りました。」

「今日は日本ー北朝鮮戦があります。オリンピック予算の第1戦です。監督が絶対してはいけないことはなんですか?」「そうです、第1戦は絶対に負けてはいけないのです。統計上、第1戦を落としたところは多くの場合予選突破できていません。と、いうことは、無理をせず、守備を固めて、堅守速攻です。」「負けない勝負をするための戦略が必要です。第2戦は勝ちにゆき、第3戦は状況次第の戦略で、リスクを負って取りに行くのかリスクヘッジして戦うのか決めます。」

「私がお伺いするようになってから3年、チーム戦略は基本、堅守速攻です。それだけで、ここまでこれるのです。しかし、来期中(H28年度)にH29年度以降を見据え、「守備」から「攻め」へ、チーム戦略の転換を図る時期がきます。ここにきた時、「規律」と言ったはずです。規律とモラルで守備を固め、堅守速攻で勝ち続けてきましたが、いよいよ、次のステージに行く時には、守備力を落とさずに、攻めに転じることが必要です。「しかし、これが危険で難しい、かなり。」「サッカーの話しをすれば、岡田ジャパンはワールドカップで堅守速攻を戦略にベスト16になりました。しかし、ベスト4を狙うと言って攻めに磨きをかけて臨んだザックジャパンは予選で敗退した。」「チーム戦略を変えるのは本当に難しい。」

「ゆえにみなさんには、より経営に強くなっていただく必要がある。この建物の隅々まで総点検し、隠れ赤字を残さず平らげて、攻めるために準備をする。攻めの作戦はもう本間の頭にはあるので、その時が来たら経営責任者会議で提案するつもりです。では、どうやって隠れ赤字をあぶり出すか、始めましょう。」

みんな真剣です。いつも以上に活発な議論をしてくれてました。

この法人さんの10年後の主力メンバーです。成長が楽しみです。