この仕事をしているとよく理解できるし、知っていることではあるのですが、経営者の罪の重さと向き合うことになり、気持ちがダウンの昨日でした。
そのために、多くの人の前に厳しい現実が突きつけられることになります。
昨日は、気持ちがハイでしたので、やるしかないか、と思いましたが、1日経つと、悲しくもあり、本当に複雑です。
法人の経営がおかしくなるのは、様々な要因がありますが、多くの場合、経営者です。
経営者はしっかりしないといけませんね。
経営者は時代に合わせて法人を変えていかなければなりません。
失敗すれば悲劇です。かといって、何もしなければ悲劇です。
だから、上手くやるしかないのです。
経営者は、ホント、大変です。
「その昔、薩摩藩がイギリス艦隊に十字砲火を浴びせた、錦江湾と桜島そして鹿児島の街です。」(2016年6月)
イギリス艦隊は薩摩人の勇猛果敢さと気概とその優秀さを理解し、日本を武力で制圧するのではなく手を結ぶ道を選んだと言われています。武士の精神性と日本人の優秀さに感謝するばかりです。そして、島津斉彬公の功績の大きさに感謝するばかりです。(意見には個人差があります。)
鹿児島の偉人というと有名なのは、西郷隆盛や大久保利通が一般的でしょうか。私の場合は東郷平八郎になります。当時無敵を誇ったバルチック艦隊を東郷ターンで壊滅させました。あの戦いで負けていたら、賠償金も払えないくらい貧しかった日本はどうなっていたのでしょうか。司馬遼太郎の坂の上の雲が大好きです。(意見には個人差があります。)
さて、社会福祉法人もまさに試される時が来たのだと思います。幕末は黒船でしたが今回は改正社会福祉法です。価値観が変わる時が来たのです。明日はしっかりお話ししたいと思います。「もう良い時代ころの話しは日本昔ばなしになり、これからは未来に法人を残す条件とは何かを考えて果敢に挑戦する必要があります。世はまさに戦国時代が始まったのです。各地に地域を制圧するという気概を持った経営者が活躍することになります。そういう経営者を持った法人だけが名前を残すことになります。」(意見には個人差があります。)
そして、「もう厚労省はみなさんを助けることはできない。それが証拠にオーナーという概念が改正社会福祉法から消えています。なぜかというと、、、」とご説明します。(意見には個人差があります。)
意見には個人差があることをお伝えした上で、頑張ります。
「明晰な目的樹立、狂いのない実施方法、そこまでは頭脳で考える。しかし、それを水火の中で実施するのは頭脳ではない、性格である。平素、そういう性格を作らなければならない。by 秋山真之さん。」(2019年7月7日)
7月5日に、コスト削減のセミナーをしました。コスト削減というのは、単純に出ていくお金を抑えるのではありません。そこには、付加価値という法人経営が安定するためのノウハウが無ければ、法人様から選んではいただけないのです。
なので、「給与計算のアウトソーシングをするだけなら、WJUに委託する必要はありませんよね。」「月次決算するだけなら、地元の税理士事務所でいいでしょう。」「給食出すだけなら、我々はいらないはずです。」とご説明しているのです。
アウトソーシングで、人材不足を補う。コスト削減する。そんなの当たり前です。
WJUは、人材不足を補うのとコスト削減することは当然のこととし、「付加価値」を加えてサービスを提供します。
WJUは、アウトソーシングの商品として、給食業務、給与計算業務、月次処理・決算業務、を本格的に展開して行きます。お陰様で、昨年、実績ができ、様々なノウハウの蓄積ができてきました。
アウトソーシングを行う場合、安定供給と信頼性が大きなテーマになります。なので、日本の中に複数の拠点を作らなければなりません。これも、同時に進めなければなりません。
昨日の土曜日は、am 10:00から、テレビ会議で給食事業の打ち合わせでした。まだまだ多くの問題があります。しかし、必ず克服しながら、真っ直ぐ進むことが大事です。私、色々と大変なことがあると、いつも、この一節に戻って、「まあ、命までは取られないし。命があれば、なんか出口を見つけるさ。」と考えるようにしています。
WJUもこれから、ひと戦(いくさ)です。いや、ふた戦(いくさ)です。じゃなくて、みつ戦(いくさ)でした。
医療、福祉の業界に貢献し、日本に貢献できるのであれば、神様に祝福されることでしょう。貢献できないのであれば、容赦ないでしょう。成敗のポイントははっきりしていますね。
坂の上の雲
小説「坂の上の雲」は、江戸時代が終わり日本という国が生まれ、その国を欧米列強から守るため疑うことを知らずに奮闘する楽天的な明治人たち(作家の言葉)を司馬遼太郎先生が「そのような時代人としての体質で、前をのみ見つめながらあるく。のぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶(いちだ)の白い雲がかがやいているとすれば、それをのみ見つめて坂をのぼってゆくであろう」と冒頭に書いています。
間違っていただきたく無いのは、私は、戦争を賛美する人間ではありません。年頃の子供を持って、今、日本が中東のような混乱になったときを想像すると、体が震えるほどの恐怖を感じます。
私が長い、とにかく長い話しの中で、一番心が打たれるのは、203高地でも、日本海海戦でも、学生時代の話しでもありません。日本海海戦の前、連合艦隊の参謀である、秋山真之、が実家に帰ります。もう、二度と家族とは会えないかもしれない。
そして、最後の夕食の席を迎えます。真之がいて、母がいて、妻がいて、兄(秋山古好)の妻がいて、食事が始まります。その時に、兄の妻が「この戦(いくさ)、勝てるわよね?」と言うのです。(史実はわかりません)当時、日本に来るバルチック艦隊がどれほどの脅威であったかは、今、想像ができないほどのものだったと思います。
そう聞かれた、秋山真之は「勝てます。」と静かに言って、茶碗のお米を口に入れるのです。ここで、グッと来てしまうのです。
私、この場面に来るとさまざまな感情が湧き出て来て、秋山真之の極限の精神状態を思うといたたまれない気持ちになります。この時、秋山さんは、少佐だったと思います。大将、中将、少将、大佐、中佐、少佐の少佐です。どれほどの重圧であったことか。逆に言えば、人材不足の時代、経営者(ここでは東郷元帥ですが)が優秀であれば、抜擢は、今とは違いできたのかとも思いますが。
秋山真之さんは、以下、お話しされているます。
・流血の最も少ない作戦がことが、優秀な作戦である。
・明晰な目的樹立、狂いのない実施方法、そこまでは頭脳で考える。しかし、それを水火の中で実施するのは頭脳ではない、性格である。平素、そういう性格を作らなければならない。
・海軍はこう、艦隊はこう、作戦はこうという固定概念がついている。恐ろしいのは固定概念そのものではなく、固定概念がついていることも知らず、平気で司令官室や艦長室のやわらかいイスに座り込んでいることだ。
・あらゆる戦術書を読み、万巻の戦史を読めば、諸原理、諸原則はおのずから引き出されてくる。みなが個々に自分の戦術をうちたてよ。戦術は借りものではいざという時に応用がきかない。
・成敗は天に在りといえども、 人事を尽くさずして、天、天と言うなかれ。
秋山真之さんという人
大酒飲みではない。しかし、ほかの士官たちといっしょに料理屋に行き、だれよりもはしゃいで騒いだ。だが、深酒はせず、ほどよく切りあげて軍艦にもどり、まったく別人になって仕事をする。
いちど飲みはじめたら、だらだらと最後までつきあい、翌日、二日酔いにならない人です。
海軍兵学校時代、真之は、要領が良く、要点をつかみ、試験問題の山の張り方がずば抜けていて集中力があったため、つねにトップだった人です。
人前では、少々「変人」だったとか。しかし、他人の見ていないところでは、持ち前の集中力で仕事をしていた。「天才」と言われていようとも、他人の数倍の努力をしていたと言われる人です。
かくの如くありたいものです。
憧れですね。
私、息子に、NHK「坂の上の雲」のDVDを買ってまして、「かたみだ。」と言って渡さず、自分が一生懸命観ています、はい。
小説も良いですよ。「読んでから観るか。観てから読むか。」← 角川文庫的な。