令和3年の介護報酬改定の、第3の柱:自律支援・重度化防止に向けた取組の推進

勉強の仕方を覚えてしまえば自分たちでできると言う話しです。

 

令和3年の介護報酬改定の、第3の柱:「自律支援・重度化防止に向けた取組の推進」について、厚労省がどんなことを考えて、改定するのか分かりますよ。

報酬改定のコンサルタントは、それぞれのやり方で行うわけですが、私は改定の全てを、自分で調べて、自分で考えて、自分でアクションプランを考えるようにコンサルして行きます。

 

以下、令和3年の介護報酬改定の読み時方です。

第3の柱:自律支援・重度化防止に向けた取組の推進

・高齢者の自立支援・重度化防止という制度の目的に沿って、サービスの質の評価やデータ活用を行いながら、科学的に効果が裏付けられた質の高いサー ビスの提供を推進することが求められる。

・リハビリテーション・機能訓練、口腔、栄養の取組を連携・強化させながら進めていくこと、ストラクチャー、プロセス、アウトカムの評価をバランス良く組み合わせながら、介護サービスの質の評価を推進していく。

・介護関連データの収集・活用と PDCA サイクルの推進を通じた科学的介護の取組を推進していくことが必要である。

・寝たきり防止等、重度化防止の取組を推進していくことが必要である。

 

「リハビリテーション・機能訓練、口腔、栄養の取組の連携・強化」

1 リハビリテーション・機能訓練、口腔、栄養の取組を一体的に運用し、自 立支援・重度化防止を効果的に進める観点

2 自立支援・重度化防止に向けた更なる質の高い取組を促す観点

3 介護老人保健施設(リハビリテーションマネジメント)及び介護医療院 (特別診療費(理学療法・作業療法・言語聴覚療法)について、自立支援・ 重度化防止に向けた更なる質の高い取組を促す観点

4 1週に6回を限度として算定が認められている訪問リハビリテーション について、退院・退所直後のリハビリテーションの充実を図る観点

5 社会参加支援加算について、算定要件である「社会参加への移行状況」の 達成状況等を踏まえ、利用者に対する適時・適切なリハビリテーションの提 供を一層促進する観点

6 生活行為向上リハビリテーション実施加算について、廃用症候群や急性 増悪等によって生活機能が低下した利用者に対する、適時適切なリハビリ テーションの提供を一層促進する観点

7 業務効率化の観点

8 生活機能向上連携加算について、算定率が低い状況を踏まえ、その目的である外部のリハビリテーション専門職等との連携による自立支援・重度化 防止に資する介護の推進を図る観点

9 通所介護における個別機能訓練加算について、より利用者の自立支援等 に資する個別機能訓練の提供を促進する観点

10   通所介護等における入浴介助加算について、利用者の自宅での入浴の自立を図る観点

11 通所リハビリテーションにおける入浴介助加算について、利用者の自宅 での入浴の自立を図る観点

12 介護付きホームにおける個別機能訓練加算について、より利用者の自立 支援等に資する個別機能訓練の提供を促進する観点

13 特別養護老人ホームにおける個別機能訓練加算について、より利用者の 自立支援等に資する個別機能訓練の提供を促進する観点

14 全ての施設系サービスにおいて口腔衛生管理体制を確保するよう促すと ともに、入所者の状態に応じた丁寧な口腔衛生管理を更に充実させる観点

15 介護保険施設における栄養ケア・マネジメントの取組を一層強化する観点

16 介護保険施設において多職種連携で行う取組について、管理栄養士の役 割や関与を強化する観点

17 通所系サービス、多機能系サービス、居住系サービ スについて、利用者の口腔機能低下を早期に確認し、適切な管理等を行うこ とによって、口腔機能低下の重症化等の予防、維持、回復等につなげる観点

18 通所系サービス等について、栄養改善が必要な者を的確に把握し、適切な サービスにつなげていく観点

19 認知症グループホームについて、栄養改善の取組を進める観点

 

このあと、それぞれに「具体的な対応」が示されて、加算の新設、区分の新設、見直し、減産に分けて、単価がついて行きます。

これを見て、「自法人ではどうするか」のアクションプランを作ります。