そして、みんなが「この法人をなんとかしたい。」と思ってくれたからです。ここは筋がいいと思いました。

WJUがご支援をしている法人さんです。経営者の方が経営を投げ出してしまいました、というか、外されたというか、みんなから退場と言われた法人さんで話をしていた時の話です。

現責任者さんとお金のことや会計のことや人のことを一人で頑張っている担当者の方と話をしていました。

担当者:ご支援いただいて、資金調達をWJUさんにしていただいて、初めて、通帳に1億円って見たときは、驚きました。

本間:そうだよね。厳しかったものね。(笑)

担当者:はい、いつも、残高が2000万円前後しかなく、いつ、無くなるかとそればかり考えていて、、、。国保蓮の入金を待って給与の計算している感じでした。

現責任者:いやー、私は、もう、あと2ヶ月で終わりかと、あの時は覚悟しました。

担当者:あの時、OOOOOOOから融資を断られて、OOさん、ガックリして、車ぶつけて(交通事故)ましたしね。(笑)

現担当者:そう、もう、絶望してね、帰り道のことは覚えてないもの、、(苦笑)

本間:すごいね、そんなことがあったんだね(笑笑)。

担当者:それがね、今は、2億円もあって。

本間:記念に通帳の写真撮ってた方がいいね。でも、他人様のお金だけどね。

担当者:ほんとですね、他人のお金ですけど、ね。

現責任者:いやー、、、(ほんと、感謝しかないですね)

この案件、突然、私の携帯に電話が来たのが始まりで。

現責任者:あの時、こんなことがあるのかなと思いました。OOさんがテレビ会議でね「このOOに任しておけ。あの人に頼めばなんとかしてくれるから。」って言うんですよね。

本間:私もね、もっと楽な案件ならありがたいんだけど、いつも、この手の案件ばかりでさ、、(苦笑)。「俺に任しておけ!」って言うんなら、ご自分でやって欲しいですよね。」

担当者:私、テレビ会議で見てました。「任しておけ。あの人に頼めば大丈夫だから。」って言われて、携帯で本間先生に、その場で話されていたのを。(笑笑)

本間:だからさー、お願いしますよ(笑笑)。こう見えて、これで、結構、忙しんだから(笑)。

本間:でも、良かったね、財務諸表もまともな数字にまとまってきて。

 

こちらの法人さんは、経営者さんに当事者能力がなく、しょうがなく現責任者が奔走して資金調達に走り回り、どん詰まりである方に相談し、私のところに来た案件です。

初めてお会いした時「あと2ヶ月の資金計画しかないんですが、、、」的な。

1年で、収支の目処を立て、資金の目処を立て、事業再編をしました。

これから、攻めです。

なぜ、短期間で立ち直ったかは、読んでお分かりの通り、経営者責任者が代わり、働く人たちに危機感が出たことです。

そして、みんなが「この法人をなんとかしたい。」と思ってくれたからです。ここは筋がいいと思いました。

だから、人の入れ替えとか足を引っ張る人を出すという作業がなく、初動の時に「大丈夫だから。出口はあるよ。」と言って説明を始められたからです。

だめになっている法人さんは、中がグチャグチャで様子を見る必要があるのですが、その時間をみておく必要がなかったってことが大きいですね。

ねっ、私、常在戦場でしょう。