業績を変えるにはマネジメントも大事ですが、それ以上に、人に対する正しいアプローチが大事です。

私は、再建とか、改革とか、改善の仕事をする時に、当然のことながらコストの削減をするのです。

しかしながら、それだけで法人が蘇ることはありません。

職員は、法人とかサービスとか理念とかと「自分自身」を重ね合わせることを望み、時には「誇り」を感じ、時には「絶望」するものだと考えています。

また、業績が悪いことを自分自身のこととして考えてくれるのです。また、サービスに問題があることを自分自身のこととして心を痛めるのです。

職員は、お金だけが欲しいのではないのです。俗に言う、「働きがいのある法人」でいて欲しいのです。

そういう法人になるためにどうするかを「語り」「伝える」ことが大事です。

 

私は、「私がなぜここにいるか皆さんに説明しますね。」と言って始めます。

その時に、「このままでは法人がもたない。だから、協力して欲しい。」と言います。

次に、「地域に貢献する、働いてて誇りに思える法人になること目指すべき。」とも言います。

お金を儲ける=地域に貢献して誇りが持てる、となりえます。

経営者の方には、「頑張って成果が出たら、彼らに報いて差し上げて欲しい。」と必ずお話ししています。

 

再建とか、改革とか、改善の仕事の時、はじめにやめる人はいます。

しかし、頑張って、いい感じに回り出してからやめる人は少ないです。

だから、そんなこと言ってやめたらどうするのか?と言われると「正しいことを真っ直ぐ言っていればやめる人はいない。」とお話しします。

どうですか? どこでも勤めらられる今の時代に、今までより厳しいこと言ったら、みんなやめちゃうと思いませんか?

実際には、そうは辞めません。

もし、その法人が「誇り」とか失わず、「働きやすさ」を提供しようと努力してくれるなら。

そして、一度、業績が好転してくると、俄然、目の色が変わります。

そう、「自信」と「誇り」を取り戻すから。

「俺ら、イケてんじゃねえ!?」となって来るのです。

 

業績を変えるにはマネジメントも大事ですが、それ以上に、人に対する正しいアプローチが大事です。

もう一度、「良いサービスと高い収益が並び立ちます。」。