経営者、その難しい中で、毎日、決断しているのです。これっ、皆さんにできますか? 経営者は、大変なんですよ。

皆さんは、経営者がどんな人じゃなければならないと思いますか?経営者は、どこを切っても優秀じゃなければなりませんか?

どんな人が経営者になると思いますか?

 

先日、ある法人の管理職の人と理事長について話をしていました。

管理職の人は、「理事長に問題がある。」「理事長の責任能力がない。」と言われていろんな話を聞きました。

それを聞いてから、私は、「OOさん、理事長だから優秀で指導力があり、人望があり思いやりがあり、100点じゃなければいけないなんてことはないですよ、」と。

「経営者として70点あれば合格です。」とお話ししました。

85点、90点取れるのは越したことはないですが、そんな経営者には滅多に会いません。まあ、45点じゃ困るけど。

ひるがえって、経営者のことを言う自分に点数をつけて見ればわかります。人間なんて自分のことは横に置いて、上司のことを厳しく見ているものです。もちろん、逆もあります。

人間とはそうしたものです。だから、まあ、それが普通なんですが。

 

大事なことは、みんなで力を合わせて法人を同じ方向に向いて進めるかです。それができなければ管理職は、違う道を探さなければなりません。理事長に当事者能力が足りなくても、周りが上手に支えれば法人は経営できるものです。管理職が至らなくてもまわりが上手に支えている部署もありますよね。

あと、こんな真理もあります。「正しいことと正しくないことを、絶対に間違えないで、いつも判断することなんてできない。」と言うことです。そして、「全ての人が満足する経営なんてできない。」と言うこと。さらに言えば「善と悪を正しく裁くことなんてできない。」。

経営者、その難しい中で、毎日、決断しているのです。これっ、皆さんにできますか? 経営者は、大変なんですよ。

100点じゃなければ経営者はダメだって言ってる人がいれば、「マジで言ってますか?」って言うし「あなた、わかってる経営が?」って言います。じゃあ、間違えてもいいのか?って言うことになるので、「ええ、大事な最後を間違えなければOKですよね。」って言います。

この話は、職員インタビューのたびに出てくる話なんですけどね。

 

経営者は優秀だからなるものではありません。私は、経営者になれるのは、努力では無理で、経営者になる人は経営者になる「運」がある人がなると思っています。そして、経営で成功する人には、経営の神様が肩に乗っているものです。← 意見には個人差があります。

ただ、経営者は、決断が出来なければならないし、勝負度胸も必要だし、何よりもタフじゃないといけません。あとは、まわりとの組み合わせです。

ちゃんと落ち着くところに落ち着くといいですね。