だから、何回も何回も「2040年仕様の法人になりなさい。」と言うわけです。そう、スペックですね。

今日、インタビューの最後に、「職員が、なんでそんなに利益利益っていうのか?とか、なんで事業を無理して新規始めなければダメなのかって言われた時に、どう答えたら良いですか?」と言われたんです。

なんで、「ねえっ、OOさん(経営者)、本部のOOさん、施設長が部屋の外にいるでしょう。呼んで下さい。」と言って、会議室に全員座ってもらって、即興で研修を始めました。

「では、計算機を用意して。いい、ホワイトボードに書くから計算してねー。」と5分くらい書いて「ねっ、だから、特養の場合、OO%ないと、建て替えられないわけ。今まではさ、補助金があったからさ、こんな計算がいらなかったわけ。でも、もう、補助金はダメじゃん。」と。

「これに、本部費用(利益と本部経費)を足すんだから、こんなもんじゃないじゃんね。」と。

 

結局20分、「償却と経営」の研修をして「分かった?これで、みんなに話してね。」と。

「いやいやいや、ホワイトボード見直します。」と。

私は、厚労省さんが、社会福祉法人の経営者に償却という概念を教えてこなかった罪は重いと思っています。

黒字だからいいなんて言っていたら、2040年に法人は無いですよ。

だから、何回も何回も「2040年仕様の法人になりなさい。」というわけです。そう、スペックですね。