WHO=世界保健機関の担当者は1月4日、新型コロナウイルスのオミクロン株について「ほかの変異株よりも重症化しにくいことを示す多くの証拠が出てきた」と明らかにしました。

WHO=世界保健機関の担当者は1月4日、新型コロナウイルスのオミクロン株について「ほかの変異株よりも重症化しにくいことを示す多くの証拠が出てきた」と明らかにしました。

WHO新型コロナ対応責任者は、「重い肺炎を引き起こす他の変異ウイルスとは違い、オミクロン株は体の上部に作用していることを示唆する多くの研究データが確認されている」オミクロン株の感染者が他の変異株に比べて重症化しにくい傾向にあることを示す多くの研究結果が出ていると明らかにしました。重い肺炎を引き起こす他の変異株と違い、オミクロン株による症状は鼻や喉などの上気道に集中しているためだとしています。

一方で、「朗報だが、それを証明するためにはさらに多くのデータが必要だ」と付け加えました。また、感染力が強いため、医療体制がひっ迫する可能性はあり、「ワクチン接種率が低い国では脅威となる」として警鐘を鳴らしています。