社会福祉法人について考えると、残念だな〜と思うことがあります。しかし、あきらめるわけにはゆきません。

社会福祉法人さんは自分から進んで動くことが苦手です。これから、8月23日岩手、24日銀座、9月5日茨城でセミナー、秋には北海道・東北ブロック大会の講師を務めます。その時にこのような話をします。「本間の話を何年続けてお聴きいただきましたか?」「3年前に、『これからパラダイムシフトが起こる。変わらなければ生き残れない。これから経験したことのない事態がおきる。これから数年間は経営者の時代である。』と言ったことを覚えていませんか?」「コンサルタントはおおげさに話をしないと食べて行けないんだよね〜、とか、そんなことを国がするはずないじゃない、と思っていませんでしたか?」「今、何が起ころうとしていますか?3年前に言っていたことが起こったでしょう?」と。

社会福祉法人の経営者には大きな問題があります。一つ目は「変化には消極的」、二つ目は「当事者意識の薄さ」です。

一つ目の例は、「小規模多機能、24時間定期巡回は難しいからやらない。」← 国は社会福祉法人にやってほしいと考えているのに。「地域包括ケアシステムなんて出来るはずがない。」← 国の政策は地域包括ケアシステムしかないにもかかわらず。

二つ目の例は、今回の参議院選挙でそのだ修光候補を老施協が全面的に推したにもかかわらず、最後の最後に当選したことからも分かります。口では「困っている。国に分かってもらってなんとかしてもらおう。」と言っていながら、選挙で足並みがまったく揃いません。本来であれば、8時の開票から、即、当選確実が打たれなければならないのに、翌朝の5時59分にやっと当確が出る始末。この当事者意識の無さは残念でなりません。

しかし、あきらめるわけにはゆきません、何度でも何度でも。「今までの価値観は捨てる。」「変化を怖がってはいけない。」「どうしようか必死に自分で考えなければならない。もう厚労省は考えてくれない。」「経営者はこれから3年はお休みを取らないで働いて下さい。」「全ては戦略と教育だ。最も大事なのはアクションプラン。」「若い子の意見を聞いてください。」と話をするだけです。

頑張ります。