第8期の医療計画と地域医療構想を私なりに分析し、病院経営がどのようにあるべきかを考えてレジメを作成しているのですが、今や、100床の病院を建て替えると24億円近くのお金がかかってしまうのです。だから、200床で50億円です。400床で100億円ということになります。
もう、首都圏以外の都市では建て替えられたとしても、これで生き残るのは不可能かと思います。なので、病院経営についても、2040年に向けて、大きな転機が来ていると理解しています。
国はどんどん、報酬を絞っていく方向です。患者さんは、高齢化するので、肺炎、骨折、尿路感染、心不全、熱発の様な症状で、全然、単価が上がりません。そんな中、給与は上がっていくばかり、働く方改革への対応も必須です。委託料はどんどん上がる。
200床未満の病院経営の主戦場は、85歳以上で、医療と介護の両方のニーズを持つ人をどれくらい持つかに関わっています。そう、「医療保険サービス+介護保険サービス+住宅及び生活支援サービス=2040年に生き残る道」となります。
そして、戦う期間は2024年〜2029年の6年間。誰が勝ち残り、誰が統廃合に動くのか。知恵比べであり度胸くらべですね。