「米コロンビア大などのチームは、ワクチンを3回接種した人の血液を分析。BA・5は、これまで主流だった『BA・2』に比べ、感染を防ぐ『中和抗体』の効果が4分の1以下になったと分析している。」
「北里大特任教授(臨床ウイルス学)は、『接種していれば、仮に新系統に感染しても、体内でのウイルスの増殖を抑える別の免疫が働くため、重症化を防ぐ効果が期待できる』と指摘する。」
「米食品医薬品局(FDA)も、BA・5に対応したワクチン開発を製薬会社に求める一方、現在のワクチンにも重症化防止効果があるとして、接種の仕組みを変更することは求めなかった。」