朝、WJU内で、病院の人事制度の打ち合わせをしました。
私はできるだけシンプルにしないと維持が難しくなるとお話ししていましたが、導入過程で、どんどんと法人さんのご希望が増えてきて複雑化してきています。お気持ちは痛いほど分かるのですが、人事考課制度は、維持が最大の難関なんで。ではありますが、できるだけご希望に沿って構築するようにしたいとは思います。
なんで、こんなネガティブな書き方になるかと言うと、病院・福祉施設は人事担当者が業務処理屋になっていて、本当の人事の仕事をしていないこと。残念なことですが、人事部門の方は常に離職に伴い入れ替わるので、コンサルティング会社としては、以下の4つをして差し上げなければなりません。
① シンプルな評価の仕組み。② マニュアル・手順化し最新版管理。③ 人事部内に人事考課の専門家育成。 ④ 人事制度・人事考課制度・給与制度・雇用契約制度を連動させる。
病院の人事考課にご興味があれば、声をかけて下さい。ただし、始めたら止められないのでそれなりの覚悟が入ります。
1.1 目的
この「医師人事考課マニュアル」(以下、「当マニュアル」という)は、OOOOO病院(以下、「病院」という)における医師人事考課の概要を記述する(システムの概要を「図1―1」「図1―2」「図1-3」に示し、OOOOOOO以外は、診療科別の長の評価については、「図1-1」のみを適用するものとする)。当マニュアルの規定に従い、医師人事考課を整備・運用し、その有効性を評価し、医師人事考課制度を継続的に改善することにより、医療従事者の技能の維持・発展を図り、事業活動に関わる法令等を遵守し、地域医療・福祉の発展に寄与することを目的とする。
1.2 適用範囲
当マニュアルに規定する医師人事考課の考課対象となる医師は、経営者によって決定される。
1.3 運用管理
当マニュアルの管理は、以下のとおりとする。
- 当マニュアルの発行部門は人事部人事課とし、原本管理、配布管理等の必要な管理を行う。
- 経営者は、当マニュアルの適切性、有効性、妥当性を確認する。
- 当マニュアルは、役員会の決議により承認する。
- 当マニュアルの改訂については、上記(1)~(3)の手順に従う。